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王国空軍基地その2

今回から誰が話しているか明確にするために名前を前につけときました。

次の日、僕が泊まらしてもらった部屋から出ると、話し声が聞こえてきた。どうやら喧嘩でも起きているようだ。面倒事は嫌いなので我が愛機、烈風のところまでそそくさと逃げようかと思ったがある一声で立ち止まった。


エコン「だ、か、ら!ナカムラ殿は強いんだって!」

リリ「何でですか?助けられたからってあんなボンクラを評価す

るのは間違ってます!」

中村「…誰がボンクラじゃい!」


しまった。迂闊に反応してしまった。確かにボンクラは間違ってないけど(残念)。


エコン「ナカムラ殿もこっちへ来てくんさい」

中村「おうよ!」


ワーワー、ギャーギャー!!


三人とも朝から怒鳴り疲れてしまった。やはり、この女はクズである。仕方がないので最終的にこの女と僕が模擬空戦をすることで一致した。ていうかどうやってドラゴンと模擬空戦しろってんだ?撃っちゃダメでしょ?


「お、ちゃんとあんじゃん」


烈風をいじっていると弾薬のベルトを変えられるようだ。これもw2の仕様通りである。僕はペイント弾に切り替えた。防犯のカラーボールのようなものである。ちなみに経験値をためると爆装したり、空対空無誘導ロケットが使用できる。一応その欄もあるようだ。ゲーム内ではロケットを使ってよく爆撃機狩りをしていたのが懐かしい。


「よし、目にもの見せてやる」


◇◇◇◇


エコン「えー、皆さん。今より、リリ副隊長とナカムラ殿の模擬空戦を行います」


 ついに始まった。勝機があるとはいえ緊張する。さっきルールを確認したところ審判員も近くで飛行し、判定をして勝敗が決まる。僕は烈風に乗り込み、格納庫のような場所から出す。


基地の人達「なあ、あんな竜見たことあるか?」「いや、見たことないな」「遠い国にはあんなのがいるんだな」


こんな反応をするのも仕方がないだろう。これはドラゴンではなく飛行機である。審判員はアノさんという熟練騎兵の方がやるようだ。ちなみにゴツイおじさんである。

 最初によろしくお願いしますと挨拶をした。こういう所はキチンとやるべきだ。先に藍色のドラゴンに乗ったアノさんが飛び上がる。それに続き、副隊長の朱色のが飛び上がた。僕は発動機を最大出力にして滑走し、離陸する。ドラゴンはどのくらい旋回性能が良いのだろうか。それによって格闘戦か一撃離脱をするか決まる。とりあえず最初は後者で行こう。


アノ「よし、二人ともギリギリ見えるくらいまで離れろ」


通信良好、現在高度は約1,000ほどだ。おいおい、この高度で日本機と戦うとか自殺行為ですねぇ。後は始めの合図を待つのみだ。


アノ「二人とも、準備はいいか?」

中村「はい!」

リリ「ええ!秒で仕留めるわ」


カチンときた。

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