【Episode 7】唯一無二
【注意】
こちらの作品は上海アリス幻樂団様の東方Projectシリーズをリスペクトした二次創作の小説となっております。
原作にはない設定や、キャライメージの独自解釈が多くなっておりますので、苦手な方はブラウザバックして頂ければと思います。
趣味程度で投稿しておりますので、作品のクオリティが低かったり、文の構成や言葉の使い方が拙い部分があったりするかもしれませんがご了承下さい。
私はかなりミスをしやすいので、誤字脱字誤植等ございましたら連絡して頂けると助かります。
その夜、レミリアはずっと咲夜の傍に付き添っていた。
レミリアは独り言を呟く。
レミリア「まだ人間の寿命から考えても若すぎるのに…なんで咲夜が…」
やはりショックを隠し切れない様子である。
突然意識を失っていたはずの咲夜が薄目を開けて、力のない声で話し始めた。
咲夜「お嬢様…残念ですがこれが天命、ということです。もっとあなたとの時間を、紅魔館での楽しい時間を過ごしたかった。でもそれももう叶いそうにありません。今までありがとうございました。お嬢様にお仕えできたことは私の一生の誇りです。」
途切れ途切れではあるがなんとか聞き取れる。
レミリアは溢れ出す想いを堪えることが出来なかった。
彼女は涙声でこう返す。
レミリア「…礼を言うのはこっちの方よ。今まで本当にありがとう。あなたは本当によく出来たメイドだった。これまでもこれから先も、貴方ほどの素晴らしい従者に恵まれることはなさそうね。」
咲夜の目がゆっくりと閉じていく、身体から力が失われる。
ふと、咲夜の目から一筋の雫が零れた。
咲夜が旅立つ様子を目の当たりにし、レミリアは膝から崩れ落ちた。
咲夜はこの十六夜の月の綺麗な夜に、永遠の眠りについた。
【作者からの一言】
本日2話目の投稿。
次回最終話です。