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赤い霧の夜に咲く  作者: Tachi
4/9

【Episode 4】グリーンフラッシュ

【注意】


こちらの作品は上海アリス幻樂団様の東方Projectシリーズをリスペクトした二次創作の小説となっております。


原作にはない設定や、キャライメージの独自解釈が多くなっておりますので、苦手な方はブラウザバックして頂ければと思います。


趣味程度で投稿しておりますので、作品のクオリティが低かったり、文の構成や言葉の使い方が拙い部分があったりするかもしれませんがご了承下さい。


私はかなりミスをしやすいので、誤字脱字誤植等ございましたら連絡して頂けると助かります。

咲夜はあの日から紅魔館の一員となり、気がつけば紅魔館にとって欠かせない人物になっていた。


とある夜、咲夜がレミリアやフランを前に提案を持ちかける。


咲夜「お嬢様や妹様は夜行性。太陽の出ている世界を目にしたことは無いに等しいと言ってもいいと思います。ですが、太陽のある世界の良さも知ってもらいたい。そこで、とある南の島への旅行の計画を立てました。」


レミリアとフランはそれを聞いて、一瞬目を輝かせたが、ふと我に返り口々にこう言う。


レミリア「面白そうね。だけど…私達、太陽の光が苦手なのよね。」


フラン「太陽の光を浴びるとお肌が荒れちゃうの…」


咲夜はそう来るのは分かってました、とばかりに冷静にこう続ける。


咲夜「それに関しては私がちゃんと対策を準備しておきますので心配なさらず。如何ですか?南の島へのバカンスは。」


レミリアとフランは顔を見合わせると大きく頷く。レミリアは決定を下す。


レミリア「なら決まりね。その話に乗るわ。」


それを聞いてフランが飛び上がる。


フラン「わーい!南の島楽しみ!海ってどれくらい大きいんだろう?お魚いるかな?」


数日後、紅魔館を美鈴らに任せ、レミリア、フラン、咲夜の3人は南の島へ向け旅立っていった。


──楽しい時間はあっという間に過ぎていく。


3人は南の島で存分に楽しんだ。

海水浴、砂遊び、貝殻集めにフィッシング。美味しいものも食べ尽くした。

そして滞在最終日の夕方を迎えていた。

フランはまだぱちゃぱちゃと海水と触れ合って遊んでいる。

そんな中、レミリアと咲夜は海に沈もうとしている夕日を眺めていた。


レミリア「咲夜、ありがとうね。いい思い出になったわ。あなたがいなければここに来ることはなかっただろうし、何よりこの3人で過ごせた時間は、私にとってとても有意義だったわ。」


咲夜はレミリアの言葉を聞くと、柔らかな表情を作りこう言った。


咲夜「そう言って貰えて幸いです。…正直初めてここに来た時、ここまで私のことを受け入れてもらえるなんて思っていませんでした。でも私達はこうして一緒に旅行に来るほどの関係を持つことが出来ました。私は幸せ者です。」


咲夜がここまで話した時であった。

太陽がまさに大海原に隠れようとしたその時、眩い緑色の閃光が瞬いた。

ぱちゃぱちゃと海水で遊んでいたフランも、この光景に目を奪われていた。

そのエメラルドグリーンの光陰は一瞬にして消えた。


──グリーンフラッシュ。


咲夜「…まさかこの光景を見られるとは思ってもいませんでした。私達はどうやら、最高の幸運の持ち主だったみたいですね。」


それはそれはこの世のものとは思えないほど幻想的な光景で、目に焼き付いて離れない、素晴らしい眺めであった。

【作者の一言】


本日2話目の投稿。第4話です。


レミリア、フラン、咲夜の3人が旅行を楽しむシーンを思い出の一端として描いてみました。


次のパートも、レミリアと咲夜の思い出を描く予定です。


まだまだフィナーレは先。しばらくレミ咲ワールドをお楽しみ下さい。

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