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赤い霧の夜に咲く  作者: Tachi
1/9

【Episode 1】紅茶と甘いお菓子と

【注意】


こちらの作品は上海アリス幻樂団様の東方Projectシリーズをリスペクトした二次創作の小説となっております。


原作にはない設定や、キャライメージの独自解釈が多くなっておりますので、苦手な方はブラウザバックして頂ければと思います。


趣味程度で投稿しておりますので、作品のクオリティが低かったり、文の構成や言葉の使い方が拙い部分があったりするかもしれませんがご了承下さい。


私はかなりミスをしやすいので、誤字脱字誤植等ございましたら連絡して頂けると助かります。

深い霧の向こうに聳える大きな館。

その舘の主、レミリア・スカーレットは静かな午後のひとときを過ごしていた。


先程まで読んでいた本を閉じ、館のメイド達に声をかける。


レミリア「そろそろお茶の時間ね。紅茶とお茶菓子の準備をお願い。」


時刻は間もなく午後3時。ティータイムである。


メイド達が準備をしている間に、門番をしている紅美鈴の元へ赴き、声をかける。

予想通り、立ちながらうつらうつらと居眠りをしている。まったく、器用なものだ。


レミリア「美鈴、起きなさい。お茶の時間よ。一旦館に戻りなさい。それから皆に声をかけてきて。」


美鈴「はっ!私としたことが、また寝てしまっていましたか!これはこれは大変申し訳ありません。お茶のお時間ですね。皆さんをお呼びして参ります。」


美鈴は慌ただしく館の中に戻ると、まずはレミリアの妹、フランドール・スカーレットの部屋へ向かっていった。


呼ばれたフランが早速やってくる。


今日はテーブルにはぷるんとした、美味しそうなプリンが並んでいて、フランはそれを目にした瞬間から目を輝かせていた。


フラン「プリンだ!私プリンだぁい好き!」


それを見て、レミリアが微笑みながら呟く。


レミリア「うふふ。フランったら子供なんだから。」


遅れて、地下の図書館を管理しているパチュリー・ノーレッジとその下に仕える小悪魔、そして彼女たちを呼びに行っていた美鈴がやってくる。


パチュリー「遅れて悪いわね。少し魔法の研究に夢中になりすぎていたわ。」


小悪魔「もぅ、パチュリー様ったらぁ…何度もそろそろお茶の時間ですよ、と声をかけたのに全く反応しないんですからぁ…」


美鈴「まあまあ、それだけ集中してたんですよ。」


レミリアは苦笑いを浮かべ、冗談交じりにこう返す。


レミリア「パチェらしいわね。フランがプリンを前にそわそわしてたわよ。」


フラン「えへへ、だって美味しそうなんだもん!」


フランは本当に無邪気である。


レミリア「さて、と。全員集まったわね。お茶にしましょう。」


全員が集まり、ティータイムが始まる。遥か昔からの、ここ紅魔館での習慣である。

全員で揃ってお茶を飲み、お菓子を食べ、館の住人同士のコミュニケーションを図る。

紅魔館内での関係を円滑に保つためにレミリアが決めたことである。


温かさに溢れるこの時間であるが、レミリアはどこか物足りなさを感じていた。

プリンは美味しいし、紅魔館のみんなと過ごす時間はもちろん楽しい。

なのに何故、何故物足りなさに苛まれるのだろう。


…いや、答えは分かっている。

【作者の一言】


お久しぶりです。かなり投稿が滞っておりましたが、新シリーズを綴っていこうと思います。


第1話の流れの通り、紅魔館に関係のある内容になっております。が、深くは語りません。


今後にご期待下さい。

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