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電池の女⇒電池が落ちるまで




私に電池をお与え下さい。


お願いです



私に電池をお与え下さい。



止まりかけた私の身体を動かしてください。



嫌というのなら別に良いわ、

特に貴方に与えられる必要はないの。


ただ、電池が必要なのよ…






私に電池をお与え下さい。


お願いです



一途なお願いです。



私に電池をお与え下さい。




嫌というのなら別にいいわ。


今私が欲しいのは電池だけなの、



そのうち地位も権力も欲するだろうけど、


今は電池が必要なのよ。





私に電池をお与え下さい。


お願いです



よこしまなお願いです




私に電池をお与え下さい。



嫌というのなら別にいいわ、




本当は宜しくないけれど、


殺気がこみ上げてくるけれど、



別にいいの



電池があれば貴方を失くす機会なんて幾らでもあるから、


コレはその為の準備なの。




憎しみのあまりに私が貴方を何処までも追いかけたとしてもそれは貴方のせいよ



電池が無くなったとしても私は貴方を追いかけます









わたしに電池をお与え下さい。


お願いです



薄っぺらなお願いです。




私に電池をお与え下さい。




嫌というのなら別にいいわ。



拒否されるくらいなら電池のかわりに貴方をもらうけど、それでもいいのかしら。




貴方に拒否権なんてないけれど、


私は優しいの、一応聞いてあげるわ。




それでもいいのかしら







私に電池をお与え下さい。


お願いです



絶対的なお願いです。


私に電池をお与え下さい。



嫌と言ってももう手遅れよ。




貴方は私を待たせ過ぎたから、


もう私には時間がないから、




だから電池を頂戴、今すぐ頂戴



これは命令よ、早く持って来なさい




早くしなさい






早く…



早く…




早…
























早くしてよ





電池が無くなったとしても私は貴方に電池を求め追い回します。覚悟しておいてよ。



ただし私は単三電池しか受け付けません(笑顔

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― 新着の感想 ―
[一言] 恐ろしい執念・・・。 でも、面白いですよ。 こういうのは好きです。 ちょっと、ヒンヤリ〜
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