勇者になる前、学校に行く
内容を変更してサブタイトルも変更いたしました
(´Д`;)ヾ ドウモスミマセン
変更した点は
・英雄から勇者
・能力からスキル
・勇者の出現時期
・勇者の年齢
です。
「なんでこんな世界になっても学校なんてあるんだよ・・・」
とかったるそうに立ち止まって鏡音零はそうつぶやいた。
べつに誰かに話しかけたというわけでもない。
この地球がこんな異世界みたいな、人々はネクストアースを縮めて『ネクア』とかいう安直な名称で呼んでいるらしいがこんなところでも人々は学校を作った。
まあ前とは違いこの世界での学校は、生き残るための学校であり必要不可欠なのだが。
言語の方も自動翻訳能力か何か知らないがみんな同じ言語に訳されカタカナに見えていた。
そして18歳までは学校に行かなければならなく、17歳のレイは学校に行く途中だった。
レイがいつにもまして憂鬱なのには一つ理由があった。
それは今日というこの日が人生で最初で最後のスキル診断の日だからである。
スキル診断とは健康診断のようなもので神が授けられたスキルがわかるカード、ファンタジー風に言うとステータスカードではじめてスキルが正式に決まる検査だ。
この検査ではじめて自分のスキルが分かるのでクラスメート達はまだ見ぬ自分のスキルに思いをはせ興奮していた。
そしてレイがこの検査が嫌なのは、スキルが分かると同時に逆に自分のスキルの底がわかってしまうからだ。
今の世の中スキルの強さ、稀少性によって変わってくる。もちろん勇者は最高待遇であり事実上その国の権力はトップである。その次に戦闘系スキルや鍛冶スキルである。
そして底辺が農業系スキルや料理系スキルである。
今魔物や魔族といった脅威がある中戦いに関与できないスキルは評価されないのである。
レイはなんとなく自分は非戦闘系スキルになるような気がしていた。
何事にもやる気がなく趣味が昼寝と料理の自分が戦闘スキルだとは思えなかったのだ。
「はぁ~~~」
レイは長いため息を吐きまた歩き出した。
意見や漢字ミス、文法ミスなどありましたら是非言ってくれると嬉しいです!
あと感想なども・・・