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- 命題 -
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『満月の処人を当てよ。』
【容疑者リスト】
1.魔具店 ライト・ゾイドッグ
2.花屋 フローラ・ヴィクレディ
3.新聞社 シャーリィ・フランソワ
4.骨董店 メリィ・クローネット
【アレンの問いかけに対する、四人の返答】
ライト 「最初の欠片こそ、全てに通じる意思となる」
フローラ 「隠し続ける二人に訪れるは、孤独の坩堝と知りなさい」
シャーリィ 「愛を欺き続けた先に、どんな苦痛があるのでしょうか」
メリィ 「押しても引いても駄目ならば、逆さまにして覗いてみなよ」
【補足】
1.容疑者は四人であり、犯人は一人である。第三者の犯人もいない。
2.これまでの話で材料は出尽くしているが、極論、前話『それぞれの反応』で犯人特定は事足りる。
3.犯人は満月の夜になればアレンの前に現れるため、極力難しい言葉は言っていない。つまりは、上記にある返答の言葉を変に曲解するのではなく、そのまま受け止めて使えば、犯人は特定できる。
4.満月の処人は古来の言葉で、ルワン・ヒィリメである。
5.貴方のお暇に、一滴の娯楽を。