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#14 奴隷市開催

奴隷市編です。この話は2話程度で終わらせます。なので前半と後半に分かれます(>人<;)


前半が開催、後半が競りみたいな感じです。


本当に申し訳ないです。


ではでは

街に来て一週間目のこの日、奴隷市がある東街(ひがしまち)と呼ばれる場所で一際目立つ建物、3階建ての赤煉瓦造りの家、敷地は学校のグランド程だろうか? 奴隷市が開かれるコルス商家に来ていた。


街に来たその日、ラザスとエレーナは宿を取り一晩疲れを取り(主にエレーナの)翌日ギルドへ行ってSランクの依頼を2つ受けた。ギルド内の者はラザスの名と黒に輝くギルドカードを見て騒然となった。依頼はその日の内に難なく済ませその日は宿へと戻り寝た。


そしてさらに翌日、又ギルドへ行きSランク依頼を4つ受けて難なく達成。ギルド内唖然ラザス有頂天。その日も宿へと戻り食事して体を拭いて寝た。


そのさらに翌日、同じようにギルドを訪れて依頼を受ける。が、その日受けたのはゴブリン討伐とハイウルフ討伐の2つ。ギルド内に居た者の頭の上に???が浮かんだがこれはエレーナの為の依頼だ。その日もまた難無く依頼達成し宿へと戻り前日と同じように食事し体を拭き寝る。


そうして残り4日が過ぎて1週間で貯まったお金は金貨1300枚の白金貨130枚。既にラザスの名を知っているものは街の住人達にも結構な数が居たらしく、ラザスの実力、功績などはギルド内どころか街中へと広がった。今回の件でラザスの二つ名は世界最強の最速王、高ランク依頼の破壊者(クエストブレイカー)などを含めた多くの二つ名が付いた


ちなみに完全に余談だがこの1週間、エレーナとの勝負は全て俺が勝っている。


ナニがとは言わんが。



***


俺達は参加者として無駄にデカい門を抜けてホールのような場所で番号が書かれたカードを受け取って一旦本邸を出て丸みのあるドーム状の建物の中に居る。


エントランスらしき場所には俺達以外にも肥え太ったいかにもって感じのおっさんやまだ若いであろうに禿げ散らかした青年、実にふくよかな女性、身なりも貴族らしき豪華な衣服を纏い側に数人の女性を(はべ)らせた者など様々な物達が集まっている。その数実に100人。今回の為だけに集まった者達だ。


「何か視線を感じますね……」


いつもはそんなもの気にしないエレーナだが周りの男達から集まる舐め回すような視線に、流石に耐えきれないようだ。顔を完全に顰めている。


「確かにこれは腹が立つな――フンッ」


ラザスは下卑た笑みを浮かべてエレーナを見ていた者達を睨み付けて殺気を僅かに振りまく。


「「「っ!?」」」


こちらを見ていた者達は直ぐに視線を背ける。


「ふむ、これで良い。エレーナは俺のだ」


「ラザス様はやはりとても素敵です……っ、でも不意にそういうのはちょっと狡いですっ」


最初の頃に比べて、エレーナはラザスからそんな事を言われても少し頬を染めて照れるだけで動揺はしなくなったが、やはり尻尾は正直だ。ブンブン振れまくっている。


「大変長らくお待たせ致しました! ではこれより奴隷市を開催します! お集まりの皆様は中へとお進み下さい! 」


エントランスに響き渡る係員と思われる人物の声。参加者達は中へと進み出しラザス達もそれに続く。


「いよいよだな、予算はたんまりだ、ふふはっ、ふはははっ!」


「ラザス様、周りからの視線が恥ずかしいです。やめてくださいっ」


「あ、ごめん、つい」





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