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プロローグ

思いつきで書きました。うすっぺらな内容になるかもですがよろしくお願いします。


――神界――


とてつもなく広く広大な神界に存在する数多くある神殿の1つ。


白く輝く5本の柱に囲まれた神界で最も大きく美しい巨大な神殿。


1本1本に神王と呼ばれる、神達の王なる者の神力(しんりょく)が込められており、この神殿を護る盾となっている。


もっとも、神達が住む神界、天使達が住む天界、魔の者達が住む冥界、そして人間達が住む下界。それら全てを含め誰よりも、何よりも生き、強く偉大で、頂点に君臨する。そんな人物が住むこの神殿に喧嘩を売りに来るような愚か者は居ないが。


そんな人物が住む神殿のとある一室。



***


「なぁミュラ。超暇」


狭くもなく広くもない机と椅子のみが置かれた白い部屋。


椅子に腰掛け机に足を置いて暇そうに暇だとぼやく、金色に輝く髪に鮮やかなブルーの目に整った顔の青年。この青年こそ全ての頂点に立つ神王である。


「そんな事言わないで下さい。それと足も下ろしてちゃんと腰を伸ばして座ってください、だらしないです。神王様ですよ?もっと威厳に満ちた態度でいてください。アナタ様は私達の上に立つお方、その自覚を持ってください」


対してミュラと呼ばれた女性は、腰ほどまで伸びたライトグリーンのキラキラと輝く綺麗な髪に、こちらもまた綺麗なライトグリーンの目。そして1番に目立つ背中から生えている真っ白な羽、天使の羽だ。それを見てミュラは片手で顔を覆い小さく息を吐きライトグリーンに輝く髪を左右に小さく振る。


「威厳ね〜、そんなもんとっくの昔にどっかに捨てたわ」


そう言ってケラケラと神王ラザスは笑った。


「まぁそう硬くなるなって、どうせ誰も見ちゃいないんだから」


またもケラケラと笑いながら言う神王


「ハァ……神王様のそういう態度、私嫌いです」

「俺もお前のそうゆう堅苦しい性格嫌いだわ」

「そうですか」


こんな風に軽口を言い合えるくらいには仲は良い2人。そして部屋には沈黙が流れる。



……


………


「あぁ、そうだ、ちょっと下界に遊び行くわ。じゃあ後よろしくな」


沈黙を破ったの神王だった。神王は(おもむろ)に席を立ち上がる。


「は!? ちょっと! ダメです! 何言ってるんですか! やめてください! 神王様!!!」


「じゃぁな」


「ちょ! 待っ――」


ミュラの必死の制止も聞かず神王は笑顔のまま部屋から音も無く、手を伸ばした状態で虚空を見つめるミュラを残してその場から消え去った。



***


「ハッ!!! いけない、早く最高神様方に伝えなきゃ!」


ミュラはその場から同じように消え去る。余談だがミュラはあまりの出来事に、立ち直るまで30分掛かった。


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