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ピンチなのかもしれない

どうも間抜けっす。


ドラゴンスレイヤーに成ろうって人達があれだけの携帯食をもっていたって事の意味を今更ながらに考えったっす。単純に考えても人里からそれだけの距離があるって事っす。

地理を知らないのだから最短距離を俺が通れる訳がないっす。

携帯食が尽きかけてからでは遅かったっす。

けれど尽きてしまってから気付くよりはましっす。


ここで決断をしないといけないっす。


水だけで過ごしながら龍を待つのか。

携帯食の尽きる前に人里を目指すのか。

えたいの知れない生肉に手を出すのか。


あ、荷物のなかに生肉が有ったっす。いわゆるアイテムボックスっていう奴なのか?矢鱈と荷物が入っていたうえに時間から切り離されてでもいるのか匂い的には腐敗臭など微塵も感じない肉の塊などが有ったっす。食える肉か判らないのうえ料理も出来ないので放っておいたっす。(こんな便利そうな物が有るのに携帯食がメインだったって事は道中食事の時間を削らなきゃならないってことっす。)今考えると携帯食だって異世界人である俺には毒っだったかも知れなかったっす。けれど一言だけ言いたいっす。


空腹は最高の調味料でした。


ともかく決めなきゃなんないっす。




(~_~) (~_~;) (-_-;)





諦めますた。


あ、人生を諦めたって事じゃないっす。

俺のチートを予知だと仮定して外で龍と会わないって事を諦めたっす。

あの夢の俺は裸だったんで、ガチガチに此処にある物で固めてやるっす。

幸いにも色々と魔法が使えるようで、こんな魔法が使えたらなどと考えるとそれが使える魔法だった場合使い方が理解出来たっす。これをベースに向こうの知識で龍をなんとかしてやるっす。それが無理だったとしてもここにあるお宝を死んだ瞬間に撒き散らす程度の嫌がらせはしてやるっす。

どうも道具とは別にアイテムボックス系の魔法が在るみたいっす。基本其処に日常的に使うものを入れてその他のものをアイテムの方にぶち込むんすかねぇ?後、アイテムボックスinアイテムボックスは出来無いみたいっす。それと入り口より大きい物は物理的に入れられず、重量制限のようなものも在るみたい。生物が入るかどうかは謎。だって此処、虫すらいない······だから俺本ボッチだし。

ま、生き物が入ったらそれに入れられて運ばれてきたのだろうし、入らなかったら此処のどっかでおとりとして召喚されたんだろうな。前者であってくれればまだ勇者的な力に希望が持てる!!



_(._.)_ m(__)m (T_T)





誰か僕に翼をください。もしくはカナリアをください。


さていよいよこの洞窟?を出ようってところで気がついたっす。龍の使っているであろう出入口では多分翼が、冒険者達の使ったであろう道のりでは俺にとっての有害物質を感知する手段が必要だと。ヒダルに取り付かれたりするのは勘弁してほしいっすから。


火山ガス等が窪みなどにたまっていて、それを吸い込んでしまった時に生き残れた者は怠さを感じていた。そんな感じの現象だったと思ったっすヒダルってのは。


あ、道は解るっすよ。荷物の中に手描きと思われるマップが有ったっす。数から数から考えるに最低でも7グループ分。魔法って便利なものがあるのだからもう少しいたのかもしれないけれど、その人らが残してくれていたマップの中のなんか知らんが読めてしまった三冊のマップから類推したっす。


いやぁ、子供に世界を救わせるって(笑)などとよく中坊だった頃につっこんだものですが、ありゃ正しいね。なまじ知識だけあると怖くて進めないっす。だから大人が主役の話は基本的に巻き込まれるんすねぇ。俺も巻き込まれたかったっす。何も考えずに状況に流されたかったっす。


魔法で何とかならないか?とも考えたんすが俺のわかる範囲では飛行魔法も空気の浄化魔法も無いみたいっす。翼がないと飛べないとでも考えているのか質量をコントロールする魔法ならあったんすがネェ・・・。ってこれなら‼



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