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プロローグ



設定やキャラの名前などを見直して書き直しました!



「うん、君の職業は暇人だね♪」

「……今、なんと言ったんですか?」

聞き間違いか?いやまさかそんなクズみたいな職業のはずじゃないはず。

もっとこう……風を操れるとか水を自由自在に操れるとか………

「うん、君の職業は暇人だね♪」

聞き間違いじゃないみたいです。

何かすっげーニコニコしてる担任の幼女先生が悪魔に見えてくる。

てか暇人ってどんな能力なんだよ!まさか逆に最強とか?

「いえいえ~、最上君が思っているほどクズな職業ですよ♪」

「………人の心を読まないでください」

あぁ涙が出てくる。

「教室の蛍光灯が眩しいから?」

いいや精神的にダメージを負ったからだ。

「……って何でお前が居るんだよ」俺の隣で猫耳付きのフードを被りヘッドホンを首に掛けて小柄な体でピョンピョンと跳んでいた。

「何でだって言われてもすずの番は次だからだよ?」

「いや普通順番待つだろ」

この猫野郎、お前なんてどーせ微妙な職業しか出ねーんだよ。

「では次は焔さんですね♪」

「は~い♪」

その営業スマイルのようなニコニコとした笑顔で資料を見た。

「ん?すごいですね~♪おめでとうございます♪」

幼女先生がパチパチと徐に拍手をした。

「えへへ~、ありがとうございます♪」

焔も照れて更にピョンピョンと更に跳ねた。

猫なのかウサギなのかはっきりしてほしい。

「で、こいつの職業って何なんですか?」

少々呆れながらもこいつが俺と同じくしてクズな職業だと早く確認したい。

「えっとですね~、焔さんの職業はですね~♪」

「何ですか何ですか♪」

更にテンションが上がったのか遂に座っている俺の周りを跳ねながら回っている。

ちなみに俺は何故か一人生唾を飲み込んで発表を待ち構えていた。

自分の職業じゃないのに。

「焔さんの職業は召喚士です♪おめでとうございます♪」

「はっ!ほれみたこと……かってうそぉぉぉ!?!?」

嘘だろ!?マジかよ!?何この格差!おかしいだろ!!

「やったー♪すず召喚士だ~♪」

遂にはこの落胆する俺に飛び付いてきた。

「ふふ♪仲が良いんですね~♪」

幼女先生がニコニコしながら資料を揃えて居た。

つまり焔で最後だったって事だ。

「先生……俺の職業ってどんなスキル何ですか?」

周りで『召喚士~♪召喚士~♪』と歌われているなか落胆しながら訊いた。

「そうですね~、最上君は基礎体力や闘いのスキルはあるんです」

「まぁそこは自分でも運動は何かしらしてますから」

まともに武術はしていないが運動はそこそこ出来ると思っている。

「ですからそれだけです♪」

「………へっ?今、何と?」

あれ?気のせいか?

すると資料を揃え終わったのか資料を持って近づいて来た。

「ですからそれだけです♪」

……目が点になる。

まさか何も無しのクソの職業になるとは思わなかった。

「はぁ~……何でこんな…ぐぇっ!?」

幼女先生が俺の胸ぐらを掴んできた。

そして耳元で……

(何時までめそめそしてんだよ。なっちまったんだから仕方がねーだろ?)

ドスの効いた囁きが耳に入った。

(はい、わかりました)

そうだった、この先生は姿は可愛らしい少女だが中身はとんでもない都市伝説をもった先生だった。

それに先生の職業は先生だがこの人のスキルは謎が多い。

そして掴んでいた手を離してまたニコニコし始めた。

「分かりましたか~?では今日はお疲れさまです♪」

そう言って颯爽と教室を出ていった。

急いで廊下を見るとスキップしながら職員室に戻っていく幼女先生が見えた。

「………女って恐ろしい」

そんな事があって明日が入学式だ。



どうでしたか?


次回も頑張るのでご覧ください!

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