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第37章 ③ 遮断された世界(Isolation Zone) ― “2重攻撃”と“2重結界”、天才たちの反撃が始まる ―
■ 凪& 蒼真 ――“逆流の刃”
アークシステムズ・セキュリティルーム。
凪はモニターに映る赤い反応を見て、
ゆっくり笑った。
「……やっぱり、食いついた。」
蒼真は隣で冷静に端末を操作している。
「米田圭介……
君は昔から“賢いふりをした天才”だった。」
凪は手を止め、真っ直ぐに画面を見据える。
「僕は新人の頃……
あなたに潰されるところだった。」
「でも──僕たちが引き戻した。」
凪は頷き、
“領域”に完全に入った目で言う。
「ここからは、僕と蒼真さんのターンです。」
その瞬間──
システムが光のように走り、
米田の攻撃ルートを逆流し始めた。
「侵入経路、確保。
……凪、行くぞ。」
「はい。
“mirror”のクセ……あなたのクセ。
どっちも全部──
僕はもう見切ってます。」
2人の反撃が、米田の本拠地へ鋭く突き刺さった。




