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EVOLVE〜エヴォルヴ〜 Season9 ― 見えない影と、暴かれる真実 ―  作者: 柊梟環
EVOLVE〜エヴォルヴ〜 Season9 ― 見えない影と、暴かれる真実 ―
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第37章 ① 遮断された世界(Isolation Zone) ― “2重攻撃”と“2重結界”、天才たちの反撃が始まる ―

■ 密談 ――3人の天才が仕掛ける“逆転の罠”



アークシステムズの深夜のオフィス。

外は止まったような静けさ。

だが室内だけは──緊張と覚悟の熱が満ちている。


しゅうなぎ蒼真そうま


3人が、会議室に集まっていた。


柊が静かに口を開く。


米田圭介よねだけいすけ……

 やつは“ぽかぽか邸”を本命にする。」


凪が眉を上げる。


「ぽかぽか邸なら、ここより“守りが薄い”と読んで……

 柊先輩を動かすつもりですね。」


蒼真も頷く。


「つまり、ぽかぽか邸を揺らせば

 三浦環みうらたまきを守るために、柊は必ず動く……そう読んでる。」


柊は目を細めた。


「読まれているなら、そのまま進めばいい。

 ただし──こちらが手綱を握った上でだ。」


凪の“凪の領域テリトリー”の顔が浮かぶ。


「じゃあ……

 やっちゃいましょう。

 “誘導型ダミーシステム”の展開。」


蒼真が端末を操作し、複雑なシステム構成図が開かれる。


「本物と完全同調しているけど、

 “反撃機能”だけ別で走らせてある。

 米田は絶対にこれを噛む。」


凪はコードを高速で流しながら言う。


「アークシステムズ全体を覆う“結界バリア”も完成させました。

 侵入してきたら、逆流で“米田の本丸”へ刺します。」


柊はそれを確認し、短く頷いた。


「ここから俺は、ぽかぽか邸に戻る。」


「柊先輩だけがぽかぽか邸へ戻ったと見せれば……

 向こうは確実に2段攻撃してきますね。」


「2方向同時攻撃……

 やってくれなきゃ困る。罠が発動しない。」


「やるぞ。

 相手が“天才”なら、俺たちは“3人の天才”だ。」


3人は無言のまま立ち上がり、

戦いの準備を整えた。

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