表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
EVOLVE〜エヴォルヴ〜 Season9 ― 見えない影と、暴かれる真実 ―  作者: 柊梟環
EVOLVE〜エヴォルヴ〜 Season9 ― 見えない影と、暴かれる真実 ―
1/52

プロローグ ― 静かな始まり ―

日曜の朝のぽかぽか邸は、いつもより少しゆっくりしていた。


キッチンでは、しゅうがコーヒーを淹れている。

豆を挽く音に、リビングの空気がふんわりと温まっていく。


「柊先輩、その湯気だけでお腹すきますね〜」

なぎがソファでごろりとしながら、カップをのぞき込む。


「コーヒーで腹は満たせないだろう、凪。」

「いや〜、心が満たされるんですよ。環さんの手作りクッキーがあれば、なお最高です。」


「もう、凪くん……そんなに期待しないでください……」

たまきはエプロンを整えながら、焼きあがったばかりのクッキーをテーブルに並べた。


バターの甘い香りが、ぽかぽか邸のリビングに広がる。

小さな幸せがそこかしこに転がっている、いつもの朝。


「今日も平和ですねぇ〜」

凪がクッキーをかじりながら言うと、


「平和が一番だ。」

柊がコーヒーを一口飲み、静かに微笑んだ。


環もカップを両手で包み込みながら、

「こういう朝、ずっと続けばいいなぁ」

と、ぽかぽかとした息をこぼす。


窓の外には、雲ひとつない青空。

ぽかぽか邸のリビングには、安心とぬくもりだけがあって、

誰もまだ、この後に訪れる“影”の気配を知らなかった。


いつもの朝。

いつもの3人の会話。


その裏で、静かに“JOKER”が動き始めていることも知らずに――。


物語は、また新しい扉を開こうとしていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ