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鏡の中の君と、、、。

作者: ことり。

少女は引っ越してきたばかりで友達がいなかった。


早く友達がほしいなぁ。といつも思っていた。



今日は日曜日。明日から新しい学校に行くので



自己紹介の練習を鏡の前ですることにした。



「初めまして。〇〇から来ました。りえです。宜しくお願いします。」



笑顔を意識するがなかなか上手くいかない。



そう、りえは愛想笑いが苦手なのだ。そして緊張しいだ。


何回もやっても上手くいかないので、もういいやと思い、鏡を離れようとしたその時、誰かの声がした。



「待って!もうやめちゃうの?私が教えてあげるよ!」


鏡をりえが見るとそこには当たり前だが自分の姿があった。


「びっくりした?ふふふっ。もう練習終わり?

そんなんじゃ友達できないかもよ。見てて!」


鏡の中のりえにそっくりなその子は上手に自己紹介をやって見せた。


もうりえはあまりの事に口があんぐり開いたままだ。



「なんで鏡の中の私と会話してるの?どう言う事?」


パニックになりながらも、精一杯発した言葉だった。


「私は鏡の中のあなたよ。毎日つまらなそうなあなたを見ていて我慢の限界が来たから話しかけたって訳。もっと自分に自信を持ってよ。

あなたが暗い顔していたら私だって悲しいわ。」



「分かったわ。明日あなたみたいに明るく自己紹介できるように頑張るわね!でもやっぱり緊張しちゃうなぁ。」



「じゃあ夜寝る時鏡の前で寝るようにしてね!そしたら私があなたにちゃんと出来るようにパワー送るから!」


「ありがとう!それなら心強いわ!」


りえは言う通りに鏡の前で眠りについたのだった。




朝になりりえは元気よく学校に向かった。

いよいよ自己紹介の時!


「初めまして!〇〇から来ました。えりです!みなさんよろしくお願いします。」



えり、、、?もう皆さんお気付きですよね。。


そうりえを逆に読むとえりになります。


りえは鏡の中に閉じ込められてしまったようです。


助け出せるのはあなたかも。


今夜鏡に話しかけてみてはいかが?









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