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Ημίθεος_ヘーミテオス_  作者: 五智噸虞
〜四章 催しの準備〜
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第38話 帝王会談

38話です。

よろしくお願いします。

「久しぶりだね。フラマ、ズヴァルス、フムス、フエンテ。」


イミテイト様が嬉しそうな表情で彼らに挨拶をする。

多分、それぞれ火の国、風の国、土の国、水の国の長達だろう。

何より彼らの身につけているマントがそう証明している。


「それじゃあ、会議室に行こう。」

「鍵は私が開ける。シバ、ナンナ、ルーラ。あなた達もついてきて。」


そして俺たちは最上階にある会議室に到着し、中に入る。

執事らしき人が紅茶の入った急須と茶菓子をのせたティーカートを押しながら入ってきて、手慣れた動作で各座席におしぼりと紅茶をセッティングし終え退室した。

しばらくして国王達も会議室に到着し、ズヴァルス様は真っ先に机の上に置かれた物を見るために自分の座席に座る。


「今回はクッキーと紅茶か・・・」

「いいセンスをしているな。お前のところの執事は。」


「・・・っていうけどさ、好きなんでしょ〜?この組み合わせが。」

「前回も同じの出されて同じセリフ言ってた!」


「・・・うるさいぞ。お前らもさっさと席に着け。」


と言っている間に既に着席して茶菓子を食していたフラマ様がむしゃむしゃと食べているのをズヴァルス様が睨みつけている。


「うむ!美味だな!紅茶は・・・・・・うむ!美味だな!」


「フラマ・・・お前、茶菓子の嗜み方を学べと何回言えば気が済みやがる!!」


「ああ、すまないすまない。美味しいからつい手が止まらなかった。」


「紅茶も茶菓子もゆっくり少しずつ味わって楽しむのが醍醐味なのに、お前は・・・・・・!!!」


二人の口論にフエンテ様が割って入る。

いつものことの様に躊躇いなく入るものだから、内心驚いた。


「あなた達。少し落ち着きなさい。」

「パルちゃんも怒ってるわよ?」


「いや、怒りよりも呆れの方が優ってるよ。もう私たちは立場とかなかった頃のような歳ではないのに。この二人は・・・」

「いっつも口喧嘩してばかりだし。お互いに鈍いし。譲り合わないし。」


「あはは!まぁいいんじゃない?昔のままでいてくれた方が私達もやりやすいし。何より楽しいし!」


「フムスの言う通りだよ。昔のままでいてくれた方が僕自身も嬉しいしね。」


「・・・はぁ、おいイミテイト。さっさと会議を始めろ。」

「こいつとの話し合いは後回しだ。」


「了解。」


そこからは帝王会議という大陸全土についての重要な会議が始まった。

各国の様子や貿易などは勿論、国民の不満や問題等のキリがない様な問題も話題として挙げられた。

そして開始してから数時間後・・・


「さて、最後に今回の会議の本題・・・“救世の六神”の件だけど・・・」

「今、その内の1人をこちら側で確保している。しかしその者からはあまり有益な情報は得られなかった。」

「ただ、全くなかったわけじゃない。“救世の六神は全員神であること。”そして”四大属性のどれにも該当していないこと。“だが、うちの自警団にも四大属性に属していない者があるから、対策は練れる。」

「そして、その救世の六神の狙いだが・・・”この世の人間を抹消し、神だけの世界を作ること。“らしい」

「そこでだ。予め文通で伝えておいたけど、今後仮にこの大陸のどこかで襲撃が起きない様にする又は起きた時にどう対処するかという考えをみんなから聞きたい。」


「う〜んと、見張り人をつけるってだけじゃダメかな〜」


「各国に障壁を作り、不法な侵入を無くすというのはどうだろうか!」


「・・・見張り人も、障壁を作って維持するのも長期的に見たら厳しいと思う。」

「いつ来るか分からない状態で居続けても、「どうせ今日も来ない」と思う人が現れ始めて、そんな人たちがいる時に突かれたらお終いよ。ただでさえ私たちを含め今のみんなは仕事ばかりで疲弊しているというのに。」


「自国の軍の指揮をあげつつ、急襲を受けても大丈夫な防衛を作る。これが最もいい気がするが。」

「というか、お前達は考えてきたのか?」


「一応考えとしては、ラトリーカイブを開催することだ。」


するとその場にいる全員がキョトンとした顔でイミテイト様を見る。


「ラトリーカイブを開催して何になる。あれは各国の代表がお互いを称え合い高め合うことが目的の催しだぞ。」

「今の話題と論点がズレてる気がするんだが・・・」


するとパルヴァティ様が口を開いてみんなに問う。


「・・・みんなに聞くけど、以前ラトリーカイブを開催した後に自国のみんなはどんなことしてた?」


「う〜んとね。私の国は『次開催されることになったら絶対に出るんだ!』みたいなこと言って鍛錬してたね。」


「私も似た様なことがあったと聞いているわ。」


「俺の国もそうだ!みんな活力があり、今も元気に仕事をしてくれているだろう!」


「俺は知らん。その頃は海外に行ってたからな。」


一人一人が意見を言った後にパルヴァティ様が発言する。

彼女は先日イミテイト様に言ったことをそのまま各国の王や女王達に告げた。


「なるほど・・・パルちゃんの言うことも一理あるわね。」


「あれ?何年前だっけ?前回やったのって。」


「3年前だな!細かく言えば3年と3ヶ月だ!」


「時期的にもちょうど良いし、デメリットは少ない。結界に関しては今年もパルが創った装置を使えば国をするにしても大丈夫だよ。」


「あんまり使いたくないんだよね〜あれ。私の神脈が消費されるから疲れるのなんのって。」


「それじゃあ!決まりだね!!色々と話せたし、本題も完璧な策は出なかったけど、まあこれで良いと思うよ!」

「ただ、数ヶ月の準備期間は設けないとダメだから。そこはイミテイト君にあっ・・・天帝様に任せるね〜」


「ここだけの仲なんだ。堅苦しいのは勘弁だよ。」


「仕事に関しては任せて、全力でテイトを監視するから。」


「いや、手伝わないのかよ。」


「いやぁだって、テイトいっつも仕事放り出して街の方に遊びに行くんだもん。」


「「「「ああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」」」」


「何で納得するの?えっ!酷い!僕はただ国民のみんながどんな生活してるのかなぁって見に行ってただけなのに!」


「そう言うところだぞ。イミテイト。」


「あひゅ〜ん・・・」

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