第13話 連携技:三天バースト シバside~
第13話です。
正直、小説でのバトルシーンって書くの難しいし何より迫力があるのかないのか分かりずらいんですよね。
要改善ですね。
フーディニの言葉で俺たちは自信を奮起させ
俺は剣を、ナンナとルーラは書を、フーディニは鎖を持ち構える。
「他2人は俺がやる。大将首はお前達が取れ!」
「承知した。」
俺がそう返事を返すと同時にフーディニは前へ飛び込んで行った。
二人の相手をしているところに男がフーディニに向かって攻撃しようとするが
当然俺達はそれを阻止しつつ反撃をする。
「転ノ脈・ワープライナ!」
「フーディニさんの邪魔はさせません・・・!」
「ワープする空間を作るか・・・めんどくせぇなぁ」
男は深くため息をつき言い放ったあと、目をルーラの方に向けて突っ込んできたのだ!
「ルーラさんに手出しはさせませんわ!光脈・飛光刄!」
間合いを詰めてくる男の目の前を横切るように、ナンナが光の刃を飛ばす。
「ったく。めんどくせぇな〜!」
「今ですわ!シバさん!」
「おう!」
俺はすかさず後ろへ下がった男の目の前へ踏み込む。
それと同時に左手に同じ剣を作り出す。
そこからは鍔競り合い合戦だ。
「せや!!そりゃ!」
「シュ!!はぁ!!」
攻撃を喰らってはやり返し、防いでは防がれる。
俺にとっては気の緩められない瞬間だ!
「チッ最高にめんどくせぇ!!お前ら!もっかい霧を出すぞ!」
男は仲間に声をかけたが、返事は返ってくることはなく
既にフーディニに倒されて二人とも伸びていたのだ。
「残念だったなぁ。お前の仲間は既に俺がぶっ倒しておいた。」
「まあ、俺は疲れたからお前らで頑張れ〜」
「クソが!ここは一旦引かせてもらうからな!」
男は全力で逃げようとする。
だが、俺達はその瞬間を狙っていた。
数分前・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「俺があの二人を相手する。俺は絶対に負けねぇ、だけどな流石に三人はきつい」
「そこでお前らであの大将を俺が二人を倒すまで相手してくれ。」
「承知しましたわ」
「そしてあいつらは三人で大量の霧を発生させてくる。逆を言えば個人の霧の量はそこまで多くはない。」
「つまりは、相手を一人だけの状況にしたら退くかもしてないってことか」
「話が早えじゃねぇか。相手が逃げるタイミングを見計らってルーラ。お前のその転脈とナンナの光脈、シバの力でぶちのめせ!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
男はダッダッダと背を向けて走る。
そこに、瓦礫に隠れていたルーラが男の目の前に現れる。
「逃しません・・・!転ノ脈・ラグナロク!」
ルーラが男を先程まで立っていた場所に転送する。
「シバさん!行きますわよ!」
「はい!」
俺は脚に力を込め、猛獣が獲物を追うようなスピードで空高く飛びあがる。
「光脈・光輝燦然!」
男の足元がピカリと輝き、光の波動で男を上空へ強く吹き飛ばしてくれた。
俺はそれに合わせて、剣を後ろへ振りかぶる。
「これが俺たちの連携技だぁ!!!!」
俺は全力で男を剣で叩き落とす。
直後、ドガーンと大きな音が鳴り響く。
「へッ。技名としては『三天バースト』ってところか?」
数分後、フーディニは鎖を出し、男三人を拘束した。
「よーし。これでこいつらは身動きは取れねぇぞ。よく頑張ったなお前ら」
「ぼ、僕は人助けと最後しか活躍してないので実質頑張ってないですね。はい・・・」
「あなたが居なかったら、今頃逃げられていましたわよ?少しくらい頑張ったって思ってはいかが?」
「あなたのその引っ込み思案なところ、悪いとは言いませんが直した方がいいと思います。」
「ひぃ!ダメ出しされてしまった・・・やっぱり僕は」
「いえ、そうではなくて・・・」
「戦いに勝利したのに、喜ばずましてや更に落ち込んでいるとその場の空気が重くなってしまいます」
「ナンナさんの言った通り、少しくらい喜んでもいいのでは?」
「や、やったぁ〜・・・」
すると、男ともう一人がピクリと体を動くのを感じた。
「ウゼェんだよてめぇら・・・」
「道連れで葬ってやる!!」
男は器用ながらも霧を発生させる。
「おい!火を付けろ!」
ルーラは身の危険を感じ、俺達を即座に村の人達を転移させたところに飛ばした
次の刹那、先程いた場所に巨大な範囲の大爆発が発生した。
奴らは俺たちに一矢報いる為に、自爆したのだ。
「自爆かよ・・・クソ」
「ルーラさんがいなかったら、私たちもあれに巻き込まれて・・・」
フーディニは話を聞き出すための人間がいなくなったことを悔やみ
ナンナはその光景を見て青ざめていた。
その後村の人たちに別れを告げ、俺たちは城内へ飛び副団長へそのことを報告した。
「そうだったのか。話を聞き出せないことは残念だが、それよりもお前達。よく生還したな」
「こいつらの連携技面白かったですよ。今なら、副団長にも敵うかもしれないっすよ?」
「そうなのか?なら後で一戦交えるか?」
「「「やめておきます」」」