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ギアフォートレスTRPGリプレイ PrayerMoon  作者: 佐乃上ヒュウガ
2/3

第2話 第四世代ギア

成長報告

GM:さて、第二話、始めますか。


一同:はーい。


ラスター:そういえば、前回の報酬は幾らなのかな?


GM:んー、作者とも相談したけど、いちいち考えるのも面倒なので、一律5CLということで。


ラスター:了解。


アリス:(唐突に)「それではまず、予算会議を開催します。議長はラスターということで、よろしくお願いします」


ラスター:唐突だな! あと、そういうのって普通リーダーの仕事では?


アリス:ではリーダー権限でラスターに進行を任せます。


ミレイナ:賛成です、リーダー。


ラスター:この面子で多数決に勝てるわけないだろ!(一同大爆笑)


ミレイナ:で、これ貯蓄とかは考えないで良い方向で?


アリス:貯蓄ルールはないから、大きな買い物がしたいとかない限り報酬はバンバン使った方が良いでしょう。


アリス:現実的な所を考えると、その辺の諸々の運用資金を除いて、武装強化などに使える資金が15CLになるって感じか。


ラスター:なるほど、では改めて。「収支報告。前回の報酬から維持費を差っ引いて、ギアに回せる予算が15CLだ」


ミレイナ:「火力を上げましょう。火力を」 野菜サラダシャクシャク。


アリス:「Goodです、ミレイナ。火力を上げましょう、ラスター」 野菜サラダムシャムシャ。


ラスター:……これさー、前回の導入に使った酒場で収支報告しつつ、祝杯上げてるイメージなんだよ。(グダッとした感じで)


アリス:まぁ、そんな感じなんじゃないかと。


ラスター:テーブルに置いてあるのは山盛りの野菜サラダ? サラダパーティーしてるの?


アリス:ご不満でも?


ラスター:ご不満だよ! 俺はラスターさんのお気に入りセットを用意するぞ! ソーセージとポテト、後ビール!


GM:ドイツ風。


ラスター:ジャンクな食材をキンキンに冷えたビールで流し込む。最高だ!


ミレイナ:キンキンに冷えてやがる!


ラスター:(ちょっと落ち着いて)「……あー、で、火力って具体的にどうするよ。武器買い替えるのか?」


ミレイナ:んー、二人とも殆ど重量一杯まで装備積んでるから、追加武装とかは難しいかも。


アリス:「既存兵器の改良が良いかと」 5CLで武器改造を施そう。火力が+AP*1される。


ミレイナ:「先輩と私の二人分用意出来ますね。それで行きましょう」


ラスター:「へいへい。残り5CLは貯金かね?」


ミレイナ:「ラスターの機体もちょっと強化しておきません?」


ラスター:「んー、あんまり重量に余裕はないけど、ミサイルでも積むか? もしくは追加装甲を付けるか」


ミレイナ:流石に耐久値40はちょっと怖いし、硬くすれば前にも出やすいから、追加装甲を付けるとか。


アリス:それでよいかと。


ミレイナ:「んー、余ったお金でストレインに装甲板を付けておきましょうか」


ラスター:「俺の愛機に適当な真似するなよ!」


アリス:「無論、取り付けは我らの専属メカニックにお任せしますとも」


GM:では、そんな感じで皆さんの機体は強化されました、と。ついでに成長も聞いておきますか。皆能力値が上がっただけですし。


アリス:DEXが2上がって終了。


ミレイナ:同じく、DEXが2上がった。


ラスター:DEXが1上がって限界に達したから、後はPOWを上げた。


GM:はい、ではそんな感じで第二話、やっていきましょう。


一同:よろしくお願いしまーす。




導入

GM:さて、護衛任務明け。君たちが基地で待機していると、警報が鳴り響く。


ラスター:「ったく……これから寝ようってのに」


アリス:「敵襲?」 警報ってのは、普段も鳴るものなんですかね。


GM:あー、えーと、敵襲を告げるアナウンスは流れます。しかし、今回はアナウンスから暫く経って、今度は警報が鳴り出しました。


ラスター:状況が良くないわけだ。


ミレイナ:「如何いたしましょう、先輩」


アリス:うーん……今護衛についてる傭兵たちの実力は?


GM:良くも悪くも一般的な傭兵ですね。レベル3ハウンド相当。同じ傭兵として、一回くらい話をしたことがあるかも。


ミレイナ:なら回想入れましょう、回想。




ミレイナ:彼らと話をしたのは、私たちが祝勝会を開いていた時。


ラスター:「あんたらが噂のルーキーかい? こりゃまた、美人が二人も」(NPC乗っ取り)


アリス:「止せ。二機で中隊規模の戦力を全滅させて被害がなかったんだ。俺たちなんぞ相手にならない実力者だぞ」(同じく乗っ取り)


ラスター:「声をかけるくらいは良いだろう隊長。こっちの部隊にゃ花がねぇんだ」


ミレイナ:「式が近いからって真面目ぶっちゃ困りますぜ、隊長」


ラスター:「資材班のナサリーちゃんだっけ? うまくやりましたねぇ」(爆笑しながら)


GM:GMとしては大変楽ですが、そろそろPCのロールプレイに戻ってくれませんかね。


アリス:失敬、NPCの方が無責任に演じれて楽しいんだ。


アリス:ならまぁ、そんな感じで声をかけてきた傭兵たちに笑みを返して、「よろしくお願いします。良好な関係が作れればよいと思っています」


ミレイナ:「よろしくお願いしますわ」


ラスター:まぁ、用があるのは綺麗どころ二人だろうから、こっちは控えめに会釈するくらいで。


GM:「よーし、ここは隊長の奢りだ。遠慮なくやってくれ!」


GM:部下の言葉に、隊長と呼ばれた男は 「勝手なことを」 と言いつつも、実際奢ってくれました。


GM:件のナサリーさんとは、来週結婚式を挙げる、みたいな話をしていたのを覚えてます。


GM:隊長の名前はガウマン。口数は少なく不愛想でしたが、年下の君たち相手にも侮ることなく敬意を持って接てくれました。


 直後大爆笑が巻き起こり、一時セッションが中断される。

 「フラグフラグ」

 「この戦いが終わったら結婚するんだ」

 「とっておきのサラダ、作っておくからな」

 「サラダを一緒に食べるんじゃなかったのか」

 などという発言が笑い声と一緒に入っていて、誰が何を言ったのかも良く判別できなかった。




ミレイナ:(ひとしきり笑って、落ち着いてから)で、どうしましょう。


アリス:あー……そんな彼らのことを思い出し、小さくため息を吐きます。


アリス:「出撃の準備を」


ラスター:「おいおい、出るのか?」


アリス:「あくまでも準備です。要請があればいつでも出られるように……」


ミレイナ:そう言いかけたアリスの前で、ミレイナはスマホで軍の上層部に連絡を入れましょう。


ミレイナ:「傭兵団、PrayerMoonですわ。今しがた警報が鳴ったようですので、人手が入用ではないかと思いまして」


GM:『丁度良い。メンバー全員に出撃を命じる。敵は第四世代だ』(一同、どよめき)


ミレイナ:「ご依頼、承りました」 って言って、スマホを切ります。


ミレイナ:「参りましょう、先輩!」


 自分の身は自分で守る。傭兵としてそれは当たり前の心得だ。

 まして救出を依頼されたわけでもないのだから、自分達が首を挟むような問題ではない。


 しかし、助けられるなら助けたいとも思った。

 その為の備えをするつもりだった。

 けれど目の前の後輩は、そんなつまらないしがらみをあっさりと乗り越えてみせた。


アリス:「その素直さ、たまに羨ましくなりますよ、ミレイナ」


ミレイナ:「ふっふっふ、後悔先に立たずですわ!」


ラスター:「ま、見捨てるのも目覚めが悪い。出来るだけ急ぐとしようか」


GM:あー、ではそんな感じで準備フェーズに移るのですが、10分くらい休憩を入れましょう。


GM:流石にこんな演出して、『皆さんが辿り着いた時には部隊は全滅していました』ではあんまりなので。


ラスター:ないわー!


アリス:まぁ、あるある展開ではあるけどさぁ。


ミレイナ:そこはもうちょっとこう、融通を利かせるとか。


GM:だからその時間をくれと言っているのです(笑)


ミレイナ:というか、もう第四世代相手ですか。


アリス:こっちにも第四世代ギアくれてもいいのよ。


GM:あー……このキャンペーンは基本、ジャイアントキリングをして貰う予定なので。第四世代ギアが手に入るかはちょっと微妙です。


ラスター:まぁ格上相手の方が面白かろう。メインで戦うのはギアパイロット二人だし。


ミレイナ:ちょっとプロデューサー?


 などと、準備が整うまでPC達は雑談に興じるのだった。




準備フェーズ

GM:はい、おまたせしました。再開で準備フェーズです。


GM:まずは状況説明。当初予定では、2巡で第四世代ギアと戦う準備をしてもらう予定でした。


GM:しかし、仲間の傭兵部隊を助けたい場合準備フェーズの回数は1巡。かつ、幾つか必要な判定に成功してもらう必要があります。


GM:具体的には、①機械修理の判定に成功してスムーズな出撃準備を行う ②索敵の判定に成功して速やかに戦場を特定 です。


ミレイナ:実質準備フェーズで自由に動けるのは一人だけ、と。


GM:そうなりますな。


アリス:索敵は持ってる。


ラスター:機械修理はこっちでやろう。


ミレイナ:一応索敵はこっちも持ってますけど、自由枠は何しましょう。


ラスター:敵のデータが欲しいでしょ。


アリス:あー、兵器知識持ってる。


ミレイナ:ならこっちで索敵して、アリスには敵のデータを調べてもらいましょう。


GM:了解。あと、仲間の傭兵を助けるなら戦闘時の配置もこちらで決めさせてもらいます。


アリス:ある程度妥当性のある配置なら異議なし。


ラスター:それじゃまずこっちの行動から。機械修理……あれ、俺、一人でギアと輸送機の整備してるの? ワンオペ?(笑)


アリス:ギアはチェックツールなどが充実しているため、それで簡易検査が出来る。


アリス:パッケージ化されてるから、NGの出たパーツは丸ごと換装して壊れたものはメーカー修理に出す感じだね。


ラスター:ブラックではなかった。


アリス:自動化されてるから、一人でも対応できると思う。何かあったらマニュアルを見てね。あとよろしく。


ラスター:ブラック職場じゃねぇか! ともあれ判定して、32で成功。


ミレイナ:ヨシ!


アリス:赤ランプが付いてるけどヨシ!


ミレイナ:何を見てヨシと言ったんですか?


GM:現場猫止めれ。


ラスター:ちゃんとやるから(笑) 「機体に問題なし。出せるぞ」


アリス:「Yesですラスター。流石は整備主任」


ラスター:「主任と呼ぶからには部下が欲しいぞ」


ミレイナ:「検討はさせていただきますわ」


GM:検討を行いました結果、今回の人員補充は見送りということにさせていただきたく……。


ラスター:検討しただけじゃねぇか。


アリス:君たち、何でそんな打てば響くようなやり取りができるの?(笑い転げながら)


ミレイナ:ともあれ、こっちは索敵。55で成功。


ミレイナ:「現在地を確認。状況をモニタし、随時更新します」


アリス:「任せます」 ということで、こっちは敵第四世代の情報を収集。兵器知識。……む、失敗して、フェイトで振りなおして19。成功。


GM:ふむ。では、アリスは報告される襲撃者の機体からそのスペックを推測することに成功した。データをどうぞ。



■機体名:レイス(レベル20)

パイロット:ウォルト 区分:第四世代ギア サイズ:S

イニシアチブ:47(AP7) FCS:近距離

耐久値:110 EN:8 肉体耐性:3 フェイト:6 最大荷重:9

回避:+20+80(95) 移動力:9 攻撃修正:AP*2


○武器

エネルギーブレード 判定:80 最大射程:1 ダメージ:7D10 AP:3 消費EN:3 属性:EN 備考:移動攻撃可

エネルギーナイフ 判定:80 最大射程:1 ダメージ:4D10 AP:2 消費EN:2 属性:EN 備考:移動攻撃可


○アビリティ

BOSS属性

神経加速Ⅰ

神経接続Ⅰ 命中と回避の目標値+10

人機一体:筋力

切り返しⅠ 命中判定の直前に宣言。攻撃が命中しなかった場合(回避された場合を含む)、APを1支払ってもう一度命中判定を行うことができる。

切り返しⅡ 切り返しを行う際に消費するAPを1軽減する。

広範囲攻撃2 前提:エネミー 命中判定の直前に宣言。組み合わせた攻撃を範囲攻撃2に変更する。1ラウンド1回

二回行動 前提:エネミー サイクル終了時にもう一度行動できる。複数の武器を持つ場合、可能な限りそのサイクルに使用した武器とは異なるものを使用すること。

追加行動Ⅰ ラウンド開始時、参加者の数*1のAPを獲得する。

耐久値上昇20 耐久値を参加者の数*20する。

豪運Ⅰ 参加者の数*1のフェイトを獲得する。


○カスタマイズ

脱出装置

Sサイズ機体 反動-1。

機体特性:高速型 イニシアチブ+10。命中-10。

エネルギーシールドⅠ 20点以下のダメージを無効化する。1ラウンドに5回効果が使用されるか、無効化出来ないダメージを受けた場合、そのラウンドの間効果は無効になる。

神経接続対応 イニシアチブ+2、移動力+1。

軽量化 耐久値-10、移動力+1、回避修正+10。

超軽量化 耐久値-10、移動力+2、回避修正+10。

追加ブースター 使用時、移動力+2。1セッション3回まで使用可能。使用時に機体に1D10/2のダメージ。


○備考

RCの開発した白兵特化型第四世代ギア。

限界まで軽量化を行い、神経接続者を搭載することで常軌を逸した機動性を発揮する機体となった。

積載量が少ない為、武装はエネルギー兵器のみとなっている。

あまりにも極端なコンセプトので作られたこの機体を扱えるのは、テストパイロットを務めたウォルト一人と言われている。



アリス:え、これ、マジでこれと戦うの?(素)


GM:何か問題が?


アリス:いやこれ、アリスを殺す為に作られたようなデータでしょ。こんな序盤で出していい敵じゃないよ。(大混乱)


ミレイナ:そんなにヤバいです?


アリス:何より切り返しが不味い。1回の攻撃に対して実質2回回避を強要される。回避型と相性が悪すぎる。


ラスター:というかこいつ、殆どアリスの上位互換だな。


GM:元々対アリスを意識して作ったライバル機なので。アリスのデータを参考に、アリスと戦うならどういうデータにすればいいか考えて作りました。


GM:負けてもシナリオは進行するので、安心してください。


アリス:頑張りすぎだぁ! というか、この人アリスの知り合いでは?


GM:そうですね、同じ神経接続者ですし、同じ研究機関の知り合いでしょう。因みに君たちの所属していた研究機関は、RC(レリクス・コーポレーション)です。


アリス:お、おう……。とりあえず敵の分析を開始して、アリスの顔色が変わります。


ミレイナ:「先輩、どうしました?」


アリス:「ウォルト……RCギア部隊のトップエース。何故彼がこんなところに」


ミレイナ:同じ研究機関にいたなら、私達も知ってますかね。


GM:はい。アリスの言う通り、ギア部隊のエースでした。


ミレイナ:「……RCが相手側を支援している?」 そんな可能性があるのかな?


ラスター:「裏を取ってる時間はない。やれるのか? それだけ聞きたい」


ラスター:戦えるのか、というのと、勝算はあるか、という意味の問いだ。


アリス:迷う理由はないね。 「やりましょう。私達はザスカールに雇われた傭兵です」


ミレイナ:「それでこそ先輩です」 上機嫌に笑ってアリスの後を追います。ウォルトなど知らぬ。ミレイナの目に映っていたのは、今も昔もアリス一人よ。


ラスター:それはそれで重い……。


GM:はい。ともあれ、戦場に向かうことが決まったならブリーフィンに入ります。




ブリーフィング

GM:さてブリーフィングですが、勝利条件は敵機、レイスの撃墜。敗北条件は皆さんの全滅。


GM:マップは引き続きギミックなし。敵は一機。数の利を活かせる、簡単な仕事です。


アリス:皮肉か。その一機がとんでもない強敵だっての。(笑)


ミレイナ:配置はどんな感じでしょう。


GM:機動力のあるアリスがマップ中央で敵とエンゲージ、ミレイナとラスターはこれを後方から追いかける形になります。


GM:ガウマン含む他のメンバー達は戦闘開始と同時に撤退するので、狙われることはない。


ラスター:邪魔にならないのは好都合。


GM:僚機救出のため配置は変更出来ないため、あとはFCSだけ決めてください。


アリス:無論近距離。


ラスター:どうせ武装はないけど長距離。


ミレイナ:長距離で。


GM:では、戦闘を開始します。



クライマックス

GM:幾つかの小隊に分かれていた防衛部隊ですが、残っているのはガウマンの率いる小隊のみ。


ラスター:前に後方に控えているとか言ってた本隊は?


GM:動いてません。


ミレイナ:さいてー。


ラスター:オー人事オー人事。


GM:君たちがスタッフサービスなんだよなぁ。


ラスター:くそっ、なんてことだ!


アリス:まぁNPCの第三世代とか何体集まっても藁のようにやられるだけだからなぁ。


アリス:我々で止めよう。


アリス:レイス目掛けて突っ込んで、横合いから斬りかかる。


ミレイナ:通信を入れます。「以降の戦闘は我々で引き継ぎます。離脱を!」


GM:「済まない! 味方を回収し、離脱する!」


GM:レイスはアリスを強敵と見なしたのか、離脱するガウマンに構うことはしません。


アリス:「では、仕事を開始します」


1ラウンド 1サイクル


  ABCDEFGHIJKLMNOPQRST

01□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

02□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

03□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

04□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

05□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

06□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

07□□□□□□□□□レ□□□□□□□□□□

08□□□□□□□□□ア□□□□□□□□□□

09□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

10□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

11□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

12□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

13□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

14□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

15□□□□□□□□□□□□□□□□□□ミラ


Ini47 AP8 耐久値110 フェイト6 レ:レイス

Ini45 AP5 耐久値030 フェイト3 ア:アリス

Ini35 AP4 耐久値050 フェイト5 ミ:ミレイナ

Ini26 AP3 耐久値040 フェイト5 ラ:ラスター


GM:まずはレイスの行動。ご挨拶、とばかりにアリスに切り返し、エネルギーブレード。71で命中。


アリス:直撃したら即終了だ。回避。45で成功。


GM:切り返しでもう一度命中判定。91で失敗。フェイトで振りなおして99の、これも振り直して59で命中。


アリス:フェイトの暴力め……これも回避。S機体の為反動は受けず、73で成功。


GM:中々やりますね。で、アリスの行動ですが。


アリス:待機。まだ2回斬りかかってくるんだ、迂闊に仕掛けられるか。


ミレイナ:続いてこっちは3マス移動。これでライフルの射程に捉えた。


ミレイナ:「先輩、配置に付きました。いつでも始められます」


アリス:「Yesです、ミレイナ。こちらで注意を引くので、機を見て攻撃を。ラスターは……」


ラスター:「合流する。……が、機体が重い。悪いが暫く掛かる。持ち応えろ」 追加装甲を付けたのが仇になったか。


ラスター:ともあれ、4マス移動して終了。


GM:続いて、レイスの二回行動。エネルギーナイフ。凄まじい加速で懐に飛び込み、一閃。


GM:命中は……98、これも失敗? まぁ良い、フェイトで振りなおして……6で命中。


アリス:あっぶな! クリティカルされたら計算が狂ってたよ! 回避はしない。


GM:ではダメージが4D10+4で……27点。


ラスター:咄嗟の閃きでダメージを2D10軽減……良し! 19点軽減だ!


アリス:ナイス、ラスター! 8点抜けで残り22点。


ラスター:「よし、急場しのぎの対EN装甲だが、きっちり防げてる!」


アリス:「長くはもちませんよ!」


ラスター:「間に合わせる! 今回はミレイナの火力が頼りだぞ!」


ミレイナ:「お任せを!」




1ラウンド2巡目


  ABCDEFGHIJKLMNOPQRST

01□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

02□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

03□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

04□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

05□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

06□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

07□□□□□□□□□レ□□□□□□□□□□

08□□□□□□□□□ア□□□□□□□□□□

09□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

10□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

11□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ラ

12□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

13□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

14□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

15□□□□□□□□□□□□□□□ミ□□□□


Ini47 AP3 耐久値110 フェイト3 レ:レイス

Ini45 AP3 耐久値022 フェイト3 ア:アリス

Ini35 AP3 耐久値050 フェイト5 ミ:ミレイナ

Ini26 AP2 耐久値040 フェイト4 ラ:ラスター


GM:という訳で、レイスは再び切り返し、エネルギーブレード。APもENもこれで使い切った。


アリス:くそっ、これがあるからエネルギーナイフは通すしかなかったんだ!


GM:ふっふっふ。命中36。


アリス:肉体耐性1で反動-1、回避成功。


GM:まだまだ。切り返して命中43。


アリス:肉体耐性2で反動-2。肉体耐性3が活きた!


アリス:しかし回避は83。肉体耐性で目標値-20で、今の目標値は75。フェイトで振りなおす。12で成功。


アリス:APは1になったけど、先ず1ラウンド目は凌いだ。反撃開始だ!


一同:よーし!


GM:ではアリスの番ですが。


アリス:待機!(一同大爆笑)


ミレイナ:反撃開始はどうしたの!


アリス:ショートソードでエネルギーシールドを抜けるか微妙だから、先陣はミレイナに任せる。


ミレイナ:了解。ではJ6にグレネードキャノン。これなら先輩も巻き込まない。26で命中。


GM:ダメージどうぞ。


ミレイナ:あぁっ、控えめ、37点。


GM:いや十分痛いわ。エネルギーシールドⅠを貫通して残り73点。


アリス:73点。ラスターからAPを貰えば、エネルギーブレードで一気に削れるか……。


ラスター:回すかい?


アリス:いや……相手もフェイトを残してるから、エネルギーブレードは多分回避される。ミレイナに回して。


ラスター:了解。内助の功。成功。ミレイナのAPを1回復。 「狙撃ポイントを転送する」


ミレイナ:「流石ですっ!」


アリス:「では、こちらも仕掛けます」


アリス:待機後。フェイトでAPを1回復して、ショートソード。受けに回ってたら勝てない。


アリス:7で命中の、19点!


GM:ちっ、残り54点。




1ラウンド3巡目


  ABCDEFGHIJKLMNOPQRST

01□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

02□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

03□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

04□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

05□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

06□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

07□□□□□□□□□レ□□□□□□□□□□

08□□□□□□□□□ア□□□□□□□□□□

09□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

10□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

11□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ラ

12□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

13□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

14□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

15□□□□□□□□□□□□□□□ミ□□□□


Ini47 AP0 耐久値054 フェイト3 レ:レイス

Ini45 AP0 耐久値022 フェイト1 ア:アリス

Ini35 AP1 耐久値050 フェイト5 ミ:ミレイナ

Ini26 AP0 耐久値040 フェイト4 ラ:ラスター


GM:では、1ラウンド 3巡目。


ミレイナ:フェイトでAPを1回復。転送された狙撃ポイントで、目標を攻撃!


ミレイナ:命中。24点。


GM:残り30点。やはり火力が高い。


ラスター:こっちはフェイト使って距離を詰めておくか?


アリス:いや、この展開なら攻撃に集中した方が早い。フェイトは温存しよう。


ラスター:分かった。


GM:では、他に行動がなければ2ラウンド目に入ります。




2ラウンド 1巡目


  ABCDEFGHIJKLMNOPQRST

01□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

02□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

03□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

04□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

05□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

06□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

07□□□□□□□□□レ□□□□□□□□□□

08□□□□□□□□□ア□□□□□□□□□□

09□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

10□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

11□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ラ

12□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

13□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

14□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

15□□□□□□□□□□□□□□□ミ□□□□


Ini47 AP8 耐久値030 フェイト3 レ:レイス

Ini45 AP5 耐久値022 フェイト1 ア:アリス

Ini35 AP4 耐久値050 フェイト4 ミ:ミレイナ

Ini26 AP3 耐久値040 フェイト4 ラ:ラスター


GM:さて2ラウンド目、レイスだが……エネルギーナイフでアリスを攻撃。61で命中。


アリス:エネルギーブレードを見せ札にしてきたか……回避はしない。※

※実際に使用しなくても、エネルギーブレードをいつでも使える、という事実を突き付けられると他の攻撃の回避がしづらくなるのだ。

 

GM:ではダメージ。26点。


アリス:ラスター、このままだと撃墜する。5点以上防いで!


ラスター:ダイス目はどうにもならんぞ! ってか、そこまで追い詰められた状況だったのか!


アリス:こちとら最大耐久値が30しかないんだ。Sサイズ量産機並みだよ!(笑)


ラスター:あー、くそっ、もう振るしかない! 咄嗟の閃き! 2D10で3,4。合わせて7点軽減!


アリス:よしよし! 残り耐久値3点。踏みとどまった!


ミレイナ:あっぶなーーーーーっ!※

※フェイトで振りなおせるのは行為判定。ダメージ判定やダメージ軽減の判定を振りなおすことは出来ないのである。つまり、運が悪いとここでアリスは墜ちていた。


ミレイナ:で、こっちですが。ライフル撃ってみます?


ラスター:いや……グレネードキャノンがいい。


ミレイナ:回避されそうですけど。


ラスター:どうあれ1回は回避される。ここで使わせよう。※

※レイスがAP3の攻撃を2回、AP2の攻撃を1回行うと想定すると、消費APは8。フェイトを使えば、全力で攻撃した後1度は回避ができるのである。

 こういった場合消費AP2のライフルで牽制して回避を誘う、という作戦も考えられるのだが、相手のエネルギーシールドはⅠ。

 20点以下のダメージは無効かされる為、ライフルは効かない恐れがあるのである。

 そのため、確実に回避を使わせるためラスターはグレネードキャノンを推奨した。

 しかし、第二話にも関わらず何故我々はこんな高度な駆け引きを強いられているのだろうか。


ミレイナ:了解、グレネードキャノン! 19で命中。


GM:それは勿論回避。……96で失敗!? フェイトで振りなおして、70で回避成功。


ラスター:よしよし、今日のGMは出目が悪い。


ミレイナ:綱渡り過ぎて心臓が痛くなってきたんですが。


アリス:実際に綱渡ってる奴が一番辛いんだよ!


ミレイナ:やー、傍で見てる方も相当怖いよ。


ラスター:ともあれこっちは、移動して終了。


アリス:待機後のこっちの行動は……あれ、これ、攻撃しないと行動放棄になるのか。


GM:そうなりますね。(ニヤニヤ)


アリス:(データを確認して)敵の持つ二回行動は、サイクル終了時にもう一度行動する効果。待機より後のタイミングか。


ラスター:回避にAPを使って行動放棄、が出来ないのか。えげつねぇことしやがる。


GM:いや、そんな意図は全くなかったのですが。(笑)


アリス:くっ……無駄にするくらいなら、掛ける。ショートソードでレイスを攻撃。07で命中。


GM:回避はしません。


アリス:3D10+6で……20超えろ、超えろ……よっし、32点!


GM:えっ、ホントに!?


アリス:ホントホント。(3D10+6) > 26[10,6,10]+6 > 32


ミレイナ:たっか! え、期待値だと22とか、それくらいの筈では?


アリス:さてGM、レイスの耐久値は残り30。そして、エネルギーシールドⅠは21点以上のダメージ受けると貫通する。ということは?(勝ち誇った面で)


GM:くっ……耐久値0、です。(無茶苦茶悔しそうだ)


 敵の主兵装、エネルギーブレードによる猛撃を捌きながらも、レガリアは徐々に消耗してゆく。

 囮であるエネルギーナイフの攻撃さえも、第三世代ギアの薄い装甲を貫くには十分なものだ。

 ここまでの展開を見通し、ラスターが対策を講じた上でなおこの被害。

 第三世代、それも軽量機が第四世代ギアに挑むのは、深淵に臨むが如く、薄氷を履むが如し。

 されどそれを渡り切った先には、一筋の光明がある。それ故の無茶無謀。


アリス:ミレイナの攻撃で損傷した装甲を狙って、ショートソードを突き入れる!


アリス:「自動防御程度で、防げると思ったかっ!?」


GM:入った。そう確信した次の瞬間、レイスは跳躍し、アリスから離れる。


アリス:……あー、流石に、今の状態じゃ追えないかなぁ。


GM:同時に、レガリアに秘匿通信が入る。RCでかつて使用されていたコードだ。


GM:『腕を上げたな。次はこうはいかない』


GM:短く、それだけを告げて敵第四世代、レイスは戦場を離脱してゆきます。


GM:皆さんの勝利です。


ミレイナ:「やっ……やりましたわ、先輩っ!」


ラスター:「おいアリス、生きてんだろうな!」 機体耐久値3だぞ、3!


アリス:「つつがなく。どうということも……いや、ありましたが」 流石に精魂尽き果てた感じですね。


アリス:PLの精神も大分ヤバい。こんな綱渡り二度としたくない。


GM:やー、レガリアを撃墜したら満足して帰るつもりだったんですが、まさか撃墜するとは。やりますねぇ。


GM:ともあれ、君たちはレイスの撃墜に成功。基地は一際騒がしくなり、数分後には大歓声に沸き立つのでした。




エンディング

GM:さて、エンディング、という名の事後報告ですが。皆さんの活躍もあり、前線基地の被害は最小限で済みました。


GM:最前線に立っていた傭兵たちは多くがギアを破壊されましたが、敵を早々に退けることが出来た為、速やかな救援活動が出来ました。


ラスター:雇い主達、救援活動、してくれるんだ。


GM:主にガウマンさん達の部隊が。(一同大爆笑)


ラスター:オー人事オー人事。


アリス:派遣社員ばっかに働かせちゃダメだよ!


GM:また、第四世代をたった二機の第三世代ギアで撤退に追い込んだのは快挙です。ここの傭兵達にとってすれば、皆さんは英雄扱いですね。


GM:酒場には多くの傭兵達が集まり、君たちの武勇伝を聞きたがることでしょう。


ミレイナ:その辺はまぁ、愛想よく対応してますよ。


GM:そうして盛り上がっていると、ガウマン達がやってきますよ。


ミレイナ:「お怪我の方は?」


GM:「俺は問題ない。うちの連中は、運よく皆軽傷だった」


GM:これは、ガウマンの部隊には、という意味です。他の部隊では流石に戦死者も出ています。


ラスター:まぁ、そりゃあ流石になぁ。


GM:「ところで、ものは相談なんだが、君達の部隊とアライアンス契約を結べないだろうか」


ラスター:「あー、えーと、同盟ってことか?」 どういう扱いになるんですかね。


GM:えーと、基本的にはそれぞれの部隊で動きますが、情報の共有し、必要に応じて戦力を融通し合う関係ですね。


GM:ガウマンが指揮している傭兵団は二小隊、六機の第三世代ギアを有しています。戦力値的には、3×5+5で20になります。ガウマンだけちょっと強い。


GM:まぁ、第四世代相手には歯が立ちませんでしたが。


ミレイナ:わざわざ戦力値を出してきたってことは、それを使って今後何かやるつもりですかね。


GM:まぁはい。その辺はアリスに知恵を借りつつ、ちょっと大規模戦闘っぽい何かを演出出来ればと考えています。


ラスター:「上は当てにならねぇし、そういう伝手を用意するのも悪くないんじゃないか、リーダー」


ミレイナ:「そうですね、こちらにとっても悪くない話だと思います」


アリス:ま、断る理由はないね。「是非ともよろしくお願いします。こちらに来たばかりで、まだまだ勝手の分からない若輩ですので」


アリス:そう言って、握手を。


GM:「第四世代を墜とした期待の大型新人が、よく言うよ。こちらこそ、よろしくお願いする」 握手握手。


GM:と、そんな感じで、第二話は終了となります。


一同:お疲れ様でしたー。



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