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最弱種族のニューゲーム  作者: さくあ
3/39

迷いの森的な何かで

~あらすじ~

レーネの力?もありなんとかゴブリン達を倒した  2人だが騒ぎに吸い寄せられたモンスター達    からまたも逃げるはめに。

モンスターに追われてた2人はウィッチの領地へ

入った。


「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ…」

「ここまでくれば…もう…問題は…無いよ…」


「どうして…そんなことが…言える…?」


スゥゥゥ、ハァァァァッ………

スゥゥ、ハァァァッ……


「ここからはウィッチ族の領地だから奴らは

 入ってはこられないの」

「入ってくるとしたら、襲撃イベント時だけよ」


「そんなイベントまであるんだ…」


「ここからは話ながら行こ」

「里まで少しあるから」


ショートとレーネは森へと入っていった。


ザッ、ザッ、ザッ、


「あのさ、この森はどこまで続くの?」

「ずっとグルグル回ってる気がするんだけど…」

「もしかして迷った…?」


「それは魔法で催眠術をかけられてるだけ」

「私には一本道にしか見えてない」

「これがモンスターから里を守る防衛システム」


「へぇ~え」

「すごいシステムだな」


「この魔法、プレイヤーにもきくのね…」

「そういえば」

「ショートの種族って何?」

「ウィッチじゃないことはわかってるけど…」


「俺の種族は亜人だよ」


「亜人?」

「そういえば亜人ってゲーム発売後すぐに話題に

 なってた気がする…」

「確か…種族の拠点が無いって聞いたけど?」


「あぁ!」

「確かにスポーン地点は里とか村じゃなくて

 さっきの平原だった!」


「まぁ、拠点は無くとも困りはしないでしょ?」

「そこでやらされるのはお遣いと言う名の

 チュートリアルだけだし」


「そ、そうなんだ…」


「あっ!」

「あと、得意不得意な武器が無いはず」


「それマイナスが無いって考えるといいこと

 なんじゃない?」


「それは、全くの逆!」

「得意武器を装備したときの恩恵って

 すごく重要で、武器の熟練度に比例して

 どんどん上がっていくんだよ!?」


「ってことは…」


「どの種族よりも攻撃力が劣っているってこと」

「あとショート自身で気づいたことは無い?」

「このステータスが低い!」

「とか…」


「いや…」

「特には無いんじゃないかなぁ…?」

「さっきの戦いで敵を一撃で倒せたから

 攻撃力は問題ないし防御もレーネよりかは

 あったから…」

「ほかのステータスも数字だけ見ても

 わからないし…」


「そうだね…」

「まぁ、いいや」

「この話はこれぐらいにしょ」

「そろそろ里に着くから」


「えっ?」

「そうなの?」


(魔法のせいでまったくわからねぇ)


すると突然辺りの景色が森から村へと変わった。


     ~ウィッチフォレスト~

「やっと着いたぁ~あ!」


「へぇ~え」

「ここが魔女の里かぁ」


「里と言うより森なんだけどね」

「名前もそうだし」


「なんか…」

「思い描いてた通りの場所だったな」

「深緑とか紫とか暗い色が中心で」


「やっぱり?」

「私も最初はそう思ったんだよねぇ」

「でも、お婆の家の周りはきれいな場所なの」


「お婆って?」


「この森の長をしてるNPC」

「ほかの種族拠点にも同じようなのがいるの」

「今からお婆に頼まれてたお遣いを報告したら

 私落ちるけどショートはどうする?」


「俺は回復したらまた平原でレベル上げるでも

 するよ」


「そっ」

「わかった」

「それじゃあフレンド登録しよ」


「えっ?」

「でも、さっきのあんたには頼らないって…」


「あぁ」

「あれは慣れ行きで言っちゃっただけで」

「本当は同じような初心者がいて嬉しかったの」

「そうじゃなきゃ、ここにまで連れてきたり

 しないよ」


「確かに…」


「しかも私の種族はウィッチ」

「MPつきたら能無し種族」

「物理で戦える同レベルの人がほしかったの」

「だからさ?」


「…わかった」

「フレンド登録しよ」


「よしっ!」


フレンド登録完了しました。


「インしたら通知が来ると思うから」

「それじゃあまたね」


レーネは走り去っていった…


「さて、俺もまた狩りにでますかぁ」


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