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最弱種族のニューゲーム  作者: さくあ
1/39

ゲームスタート!

ようこそトライブの世界へ。

ここではあなたの分身となるアバターの設定を行います。

プレイヤーネームをお決めください。

※メニューにて変更可能です。


【ショート】


あなたのゲーム内種族をお決めください。

※今後変更はできません。


【亜人】


配信機能はお使いになりますか?

※今後設定できます。


『【使用する】』


こちらの設定でよろしいですか?


PN【ショート】

種族【亜人】

配信機能【使用する】


『【はい】』


それでは、トライブの世界へ


……


       ~始まりの平原~

「うッ!」


突然の明るさに目を閉じる。


(さすが本物そっくりな日の光だ…)


少しずつなれてきた目を開ける。

そこには、広大な平原が広がっていた。


「ハァ~ァ、スゲぇ~!」

「これがフルダイブ型の最高峰かァ!」


目にすることのない光景に見入ってしまう。


「やばいなぁ~」

「この世界は俺にとっての癒やしだな!」

「早速辺りを散策しよっと!」



「そーいえば」

「スポーン地点って各種族の村だったり

 するはずなんだけど…」

「そんなもの…見当たらないなぁ?」


この男メニューの開き方も知らず、

この世へ飛び込んできたのだ。


「バグかなぁ?」

「まぁ、そこら辺歩いてれば何かあるでしょ」


何もなかった…

いたのは、辺りをうろついているモンスターだけ。

そいつらに見つからないために岩裏にかくれていた。


「やばいなぁ…」

「武器も何も装備してないし…」

「どーすればいいんだ!?」


ウヴァッア!


「なになになになに!?」

「もしかして気づかれた!?」


辺りのゴブリンたちは男の独り言に気づいたらしい。

一瞬にして隠れていた岩ごと6体のゴブリンに取り囲まれた。


ウヴァァァァッ!


1体のゴブリンが襲いかかってきた。


「に、逃げなきゃ!」


男は間一髪攻撃を避けてゴブリンの間を縫って逃げ出した。

が、しかしゴブリンたちは追いかけてくる。


「こういう場合は囲まれない限り

 逃げ切れたことになって諦めるんじゃないのッ!?」


囲まれてしまった。


「今更遅いよ!」

「しかもこいつら俺を逃がさないため

 円の陣形を保ったままどんどん迫ってくる!」

「見た目雑魚なのに頭良いなこいつらッ!」


さらに学習したのか、今度は6体一斉に襲いかかってきた。


「今度こそ避けれないッ」


«フレイアッ»


ヴァァァァァッ!


5ダメージ

4ダメージ

4ダメージ

5ダメージ

5ダメージ


HP27/50


「大丈夫?」


そこには魔女です。

と、言わんばかりの女の子が立っていた。


「大丈夫じゃない…」

「HP半分近くもってかれたんだけどッ!」


「うるさいなぁ」

「助けてあげたんだから感謝しなさいッ!」


「助けるってのは敵をいっきに

 やっつけてくれることだろ!?」

「1体しかやれてないし…」


「しょーがないじゃん!」

「私全体魔法なんてまだ使えないんだから!」


「いいから、一旦あの5体を倒そう」

「感謝もなにもそれからだ!」


「そーだね、まずは奴らを片付けちゃおッ!」


ここから始まるこの男の()()をかけた攻略が…


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