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『ほう、これはなかなか。』
ライオネスさんが味噌汁を啜って目を細める。
どうやら気に入ってくれたようだ。
と言うか、なんか肉食獣のお気に入りになった気がしてゾワゾワするので、私を見ないで下さい!
『お、おじさん、いつ帰れるの?』
今チッ、て舌打ちしたの聞こえてますからね。
『えーと、まだギルドの建物も案内終わってないし?』
『じゃあ、今すぐ案内してもらって、午後には帰れますよね?』
『ん〰️〰️、無理かなぁ。
魔力使っちゃった。テヘ。』
テヘ、じゃ無いでしょうが。
ふぅ、まぁ、予想してたけどね。
『どの位で魔力回復するんですか?』
『さあ?』
『さあ?
なんで、把握してないのよ!
きちんと説明してよね。』
治郎おじさんに詰め寄っていると、獅子殿が話に割って入ってきた。
『まあ、その位にしてやれ。
魔力が貯まるのは色々難しいんだ。』
獅子殿に言われては、もう仕方ないか。
とにかく、しばらくはこの異世界で過ごす事になったらしい。
『私はまだ就職するって決めた訳じゃないですからね。
そこのところ、間違えないでよね!』
テヘって、おじさんがしても、、、。




