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『萌子ちゃん、職場はちょっと遠いんだけど。

寮もあるし、食堂もあるんだ。

福利厚生で賄うから貯金も出来ると思うよ。』


『おじさん、そこって何処の町にあるの?』


『あ!おじさんは止めてよ。

治郎でお願いします。

皆、ジローって呼んでくれてるからさ。


町っていうか、まあ、行ってからのお楽しみじゃ、ダメ?』


『行ったら帰って来れなさそうなんだけど。』


『大丈夫!毎週は無理だけど月に二回位は行き来できるよ。』


『何か怪しいんですけど。』


『じゃ、お試しで行ってみようよ。

明日行くから動きやすい服装お願いね。』



何か、明日行く事で決定したみたいなんですけど。

ヤバイ事にならないよね?

大丈夫だよね、本当に!!


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