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第097話 美味かった。只々、美味かった


 焼けた串が次々と目の前の皿へと置かれていき、5皿目が一杯になった頃、匂いに釣られて何処からかともなく子犬サイズ程の赤いドラゴンと、身長が30㎝程の宙に浮かぶ男の子が現れた。


「ちょうどよかった。そろそろ二人を呼び出そうかと思ってたんだ」


 突然現れたその存在に気付いたナツキは、そう言うなり両手でその二人を捕まえ、ボクとルーリアに顔が見えるように突き出してきた。


「知って居るかもしれないけど、紹介しておく。こっちの赤いドラゴンが炎の精霊王のサラで、こっちの男の子が風の精霊王のシルフだ」

 

「よろー」


「よろしくな!二人共!」


 抱かれたまま前足をあげて軽い感じの挨拶をするサラと、ニカッと笑顔を見せてフレンドリーに挨拶をするシルフ。

 そんな二人にボクとルーリアはよろしくお願いしますと返事を返すと、そこにフェレット風の姿になったディーネがやってきてナツキの頭に着地する。


「ほらほら、早く食べないと冷めちゃうわよ?」


 ディーネがそう言うと、ナツキの両腕の中から二人の姿が消え、テーブルの上へと現れ、サラとシルフはこれは自分のだと言わんばかりにそれぞれが焼けた食材の乗った皿を1つずつ確保し、いただきまーすと声をあげ、早食い競争の如きスピードで食べ始めた。


「さぁさぁ、二人も早く食べな。じゃないとこいつらに全部食われてしまうぞ」


 呆れ交じりの笑顔を浮かべるナツキにそう言われ、ボクとルーリアはすぐに肉と野菜の刺さった串が沢山乗った皿を確保。

 気付けば最後の1皿もミールが既に確保し、ほかのナツキの嫁達の元へと運んでいた。


 焼けた串焼きはこれで全て無くなるのだが、現在進行形でメイドの皆さんが追加分を焼き始めているので、ちゃんと皆が食べる分はありそうだ。

 安心したところで、ボクとルーリアは一緒に「いただきます」と口にし、食事を始める。


 皿上から1本の串を手に取り、熱々な肉へとかぶり付く。

 すると次の瞬間、溢れ出た肉汁とその肉自体が持つ旨味が口内一杯に広がった。


「!?(なんだこれ!うますぎる!)」


 肉汁は全然むつこく無く、寧ろアッサリとしている。

 そして肉質は固すぎず柔らかすぎないといった感じで、その味には若干の甘みが感じられた。


 因みにこの肉は焼いただけであり、塩コショウなんていう調味料はかかっていない。


「こんなにうまい肉、初めて食った…」


「私もです…」


 その肉の美味さに感動し、ボクとルーリアは食べる手を止めてしまうが、またすぐに串焼きにかぶりつく。

 もう手が止まる事も無く、寧ろ先ほどよりも食べるスピードが上がってしまう程にだ。


 確かにこれだけ美味い肉ならば、目の前に居る|3人の精霊王たち《サラ、シルフ、ディーネ》がガツガツと食べる姿にも納得がいく。

 そんな事を思いながらも、ボク達はそう時間を掛ける事も無く1皿目を完食してしまうのだった。

漸く1日目が終わりそう!(長すぎた。反省している)

次回辺りから時間の進むスピードあがり・・・ます?

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