表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
84/604

第083話 グリーンビートルの討伐へ


 目を覚ますと、右頬に何やら暖かくてフサフサしたモノが当たっており、くすぐったさを覚える。

 視線だけを動かしてみると、そこにはルーリアのフサフサな三角お耳があり、呼吸に合わせて動くその耳がボクの頬をゆっくりと撫でていた。


「(よかった。今度はちゃんと戻ってこれたみたい)」


 戻って来れた事にホッしたボクは、身体を横に向け、隣で眠るルーリアの身体を抱きしめ、全身でその温もりを感じる。

 それから少し後、腕の中で眠り続けていたルーリアの身体がもぞもぞと動き、そして閉じていた目が開く。


「おはようルーリア」


「おはようございます、ユウキ様」


 ルーリアは優しい笑顔を浮かべながらそう挨拶すると、ボクの胸元に顔をうずめながら抱き着いて来た。

 そんな幸せな時間を少しの間堪能した後、ボク達は布団を出ると着替えを済ませ、1階の食堂へと向かう。


 その後、朝食を済ませたボク達は、今日も冒険者としての活動をする為に冒険者ギルドへと向かった。

 

「ユウキ様、この依頼なんてどうですか?」


 ルーリアがそう言って指さしたのは、[最近その数が増え始めたグリーンビートルの討伐]と書かれた依頼書だった。


「(場所は街の東にある森の中か。まぁグリーンビートルならルーリアでも余裕で勝てるし、これにするか)」


 依頼書の内容に目を通し終えたボクは、この依頼を受ける事を決め、その依頼書を引き剥がした。

 そしてソレをいつもの受付に座っていたアミルの元へと向かい、依頼書を渡して手続きをしてもらう。


 すぐに手続きは終わり、ボク達はアミルに見送られながらギルドを後にし、今日の目的地である、この街の東の森へと向けて歩き始めた。

 もちろん、その道中にあるいつもの屋台に立ち寄り、お昼用の串焼きを購入した。


 街を出ると、まずは街を囲っている壁に沿って暫く歩き、東側へと向かう。

 大体この辺りかなと思ったところまで来たところで森の中へと足を踏み入れると、1,2分程歩いたところで遠くにグリーンビートルの姿を発見した。

 しかもその数はなんと5匹だ。


「ユウキ様」


 隣を歩いていたルーリアもグリーンビートルの存在に気付いたらしく、声を小さくしながらボクの名を呼ぶ。


「ああ、居るな。ボクは左の3匹を相手にするから、ルーリアは右の2匹を任せるよ」


「分かりました」


 小声でそんなやり取りをした後、ボクとルーリアは姿勢を低くしたまま二手に別れ、ボクは左前方へと、ルーリアは右前方へと向かい静かに進む。


 その途中、[心具()]を取り出し、残り10m程の距離まで近づいたところで立ち止まり、矢を番える。

 チラリとルーリアの進んでいった方向を見てみると、ルーリアは既に任せた2匹のすぐ傍まで移動していた。


 それを見たボクは、すぐに一番手前に居るグリーンビートルに狙いを定め、矢を放った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ