表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
77/604

第076話 だけどその前に

訂正してたらいつもより40分程遅刻の投稿に…


「あれ?…ここはどこ?」


 ふと気が付くと、ボクは真っ白な空間に横たわっていた。


「確かあの後、ルーリアと一緒にベッドで眠っていたはずなんだけど…」


 そう言って体を起こして辺りを見渡してみるが、前後左右何処を向いてもただ真っ白な空間が広がっているだけだった。

 普通ならば不安になるような状況なのだが、何故かボクの心は落ち着いている。


 そんな自分の落ち着き具合に、何故だろうか?と疑問に思っていると、ふと頭上から声が聞こえて来た。


「突然呼び出してごめんなさいね」


 聞き覚えのあるその声に反応して顔をあげると、頭上から舞い降りてくる、女神ラケシスの姿があった。


「ラケシス様?って事はつまり…ここはこっちの世界(ルヴィアート)に来る前に居た、あの場所って事かな?」


「正解です」


 ボクの予想に対し、笑顔でそう答えた女神ラケシスは、パチリと指を鳴らす。

 すると、周囲の風景が一瞬で切り替わり、あの時と同じ、平らな浮島の上にボクは立っていた。


「とりあえずあちらに座ってお話をしましょうか」


 そう言って手で示した先には、白の円型テーブルと、向かい合うようにして置かれている2つの椅子があった。

 ボクは女神ラケシスに案内されるがままテーブルの元へと向かい、手前側にあった椅子に腰かけた。


「さて、ユウキさん、その後異世界での生活には慣れましたか?」


「え?あ、はい。最初は色々と初めての事ばかりで大変でしたけど、今はもう慣れて、それなりに楽しませてもらってます」


 突然始まった女神ラケシスの質問に、ボクは思うままに答える。

 そんなボクの返事に、女神ラケシスは笑顔で「そうですか」と答え、その後に小さく「良かった」と呟いたのをボクの耳は聞き逃さなかった。


 もしかしてボクの事を気にしてくれてたのかな?


 ふとそんな風に思ったのだが、そんな事を聞いたりはしない。

 寧ろ、そんな事よりも何故ボクはここに呼ばれたのかという理由の方が気になる。

 なので、女神ラケシスに尋ねてみると、どうやら今日呼ばれた理由は、ボクに心具の進化をさせる方法の説明をする為、という事だった。


「ではユウキさん、まずは心具の剣、そしてオークとウルフの魔石出していただけますか?」


「あの、すみません。そのどちらもまだ解体してないのですが」


「あらあら、それじゃあ、彼方(あちら)で先に解体作業をしてきてもらいましょう」


 そう言って女神ラケシスはボクの後ろを手で示す。

 振り向くとそこには1軒の小屋が存在していた。


 先程までそこには無かったはずなんだけど…まぁ女神様ならそれ位の事は出来るのだろうという事で、突然小屋が現れた件についてはスルーしておく。


「あの中に道具は揃っていますので、そちらもご自由にお使いください」


「分かりました。では急いで終わらせてきます」


 そう言ってボクは椅子から立ち上がり、小屋の中へと足を踏み入れた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ