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第070話 何故ここに?


 北側の森の探索を始めてから約20分。

 ボク達は本来ならばここに居ないはずの魔物と対峙していた。


 そいつは犬型の魔物であり、体長は約1m程であり、全身の毛は白い。

 大きく開きながら威嚇するその口には、通常の物よりも少し長めな、とても鋭い牙が見えている。


 その見た目から、もしかしてと思い鑑定してみると、やはりソイツの名前はウルフだった。


「なんでここ(この森)にウルフが?」


 こいつはボクにとって倒しておきたい魔物なので、こうして出会えた事が嬉しいはずなのだが…今はそれよりも何故ここに居るのかという疑問の方が大きい。


 確か、以前アミルにウルフの生息地について聞いた時、ウルフはここよりも更に北に広がる平原に生息しており、この森に入ってくる事は無いと言っていた。 

 なのに今、こうして目の前に存在し、ボク達を威嚇している。


「街の周囲からゴブリンが姿を消した事といい、ウルフが森の中まで来ているとは…やはり何らかの異常事態が起こっているって事かな」


「そうみたい。けど、それよりも今は目の前の魔物を倒す事に集中したほうが良いんじゃない?」


 そんなルーリアの当然とも思える意見に、、ボクは「確かに」と答え、ここにウルフが居る原因について考えるのを止め、戦いに集中する。


 此方に向かいながら唸り続けているウルフのステータスだが、それはオークとほぼ同じレベルと言ったところだ。

 そんな奴が複数体居たら、多分勝ち目はなかっただろう。


「(こいつだけなら危険も無く倒せ…!?)」


 最悪な事態にはならなさそうだと安心しかけたその瞬間、背後からオークの臭いが近づいてきている事に気付く。

 しかもその臭いの元は、まっすぐ此方へと向かって来ている。


 移動速度はそれ程早くはなさそうだが、多分、2,3分以内にはここに来てしまうだろう。

 幸いなのは、その近づいてくるオークの臭いは1体だけだ。


「ルーリア、ウルフの相手はボクがするから、下がって背後の警戒を頼む!どうやらオークがこっちに向かって来ているみたいだ!」


「オークが!?」


 どうやらルーリアは近づいてくるオークの存在にまだ気付いていなかった様子で、近づいてきていると聞き、驚きの声をあげた。


「何とか後ろの(オーク)が来る前にこいつ(ウルフ)を倒すつもりだけど、もし間に合わなかったら足止めだけで良いから頼む!」


 これまでに見たルーリアの戦う時の動きから、オークの素早さに対処出来るはず。

 そう思い、ボクはルーリアに背後を任せた。


「わ、分かったわ!」


 ボクの指示に対し、緊張した声で答えたルーリアは、ウルフから目を逸らさないようにしながら、ゆっくりと後ろに下がり始める。

 そして、そんなルーリアの動きを見て、ウルフは更に姿勢を低くし、いつでも飛び掛かれる態勢をとった。


前作の世界の登場までもう少しだけ掛かりそう…


予定ではこのイベントが終わる頃です。

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