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第061話 異世界にもあるのか…


 服屋での買い物を済ませたボク達は、次に生活用品を売っている雑貨屋を目指し、大通りを歩いていた。


 隣に目をやると、そこにはメイド服から白のワンピース姿になり、左手には他の服が入った袋を持つルーリアが、何食わぬ顔で歩いている…が、どうも内心はそうでもなさそうだ

 というのも、腰部分に開いた穴から伸びた尻尾が、先程からピンと真っ直ぐに伸びているのだ。


 確か前の世界で、猫は喜んでいる時や嬉しいと思った時、その尻尾は真っ直ぐ上に伸びるものだと、何かで見た覚えがある。

 

 そしてもう一つ。

 尻尾の件とは別で、先程からルーリアの口元が緩んでいるのが横目に見えているのだ。

 これはもう確実に、と言っても良いだろう。


 買い物の前この子は中古の服で良いと言っていたのだが、ボクはその意見を無視し、新品の服を選んで買ってあげたのだ。

 財布へのダメージがちょっと痛かったけど、今回の出費は冒険者生活を頑張ればすぐに稼げるはずだ。


 そう自分に言い聞かせ、明日から頑張ろうと気合を入れたその時、隣を歩くルーリアの歩みが止まる。

 どうやら目的の店に辿り着いたみたいだ。


「あれ?ココがそうなの?」


「うん、そうだよ。ここはこの街で一番品揃えが多いから、大体のものは揃うはず」

 

 そう言って紹介された店は、まんま横に広い倉庫だ。


「(今までただの倉庫だと思ってたけど、これお店だったのか)」


 実のところ、今まで街の外に向かう途中にある建物なので存在は知っていたのだが、まさか雑貨屋だったとは思いもしなかった。

 なにせ、店の中は見えないし、雑貨屋だという(それらしい)看板も無いのだ。

 きっとルーリアに紹介されていなければ、ずっと知らないままだったかもしれない。


 そんな事を思いながら店に入る。


 店の中には木製の棚が沢山並んでおり、そこには色々なモノが並べられている。

 奥の方には家具らしきものまで置かれているのが見える。


 その光景はまるでホームセ〇ターの様だ。

 とは言っても、売られている品物はどれもこの世界レベルの技術で作られた物ばかりだ。


 それでもそんな光景を見ながら、ボクは思う。


 異世界にもあるのか…ホーム〇ンター、と。


「いらっしゃいませ。本日はどのようなものをお探しでしょうか?」


 店の入り口で突っ立ったままのボク達にそう声をかけて来たのは、50代半ば程の太った男だった。


「日用品や家具等を見せてもらいたいのですが」


「畏まりました。少々そのままお待ちください。今担当を呼びますので」


 ルーリアが用件を伝えると、男はそう答えて店の奥へと消えて行く。

 それから少しして、男は二人の女性の店員を連れて戻って来たのだった。


 その後、ボクとルーリアはそれぞれに担当を付けてもらい、ボクは家具選びを、ルーリアには雑貨類選びをという風に担当を分け、それぞれが担当の店員と共に店の中を進んでいく。 

次回辺りからまた冒険者らしい事をさせる予定です!

あと、そろそろ前作で残していたフラグを回収させたいなと思っております。

(当初の予定とは違う形になりますが…)



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