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第050話 その後はどうなったの?

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「こ、此方こそ、よろしく(セレニアってなんだろ?マリスティア様の、という言い方からして…メイド?それとも…)」


 ルーリアに返事をし、初めて聞く[セレニア]という単語の意味を考えていると、部屋の扉が開かれた。

 扉の先には、冒険者風な姿ではなく、青を基調とした落ち着いた感じのドレスを来たマリスティアが立っていた。


「気が付いたようだな、ユウキ君」


 キングボナコンとの戦いの時にも思ったのだが、マリスティアの声やその喋り方は凛々しく、どこか女騎士の様にも思える。

 まぁ、実際には騎士ではなく、Bランクの冒険者のようだが。


「身体はもう大丈夫そうか?」


「ええ、もう大丈夫です」

 

「そうか、ならよかった。倒れてから3日間、全然目を覚まさないから心配していたんだ」


「え!?3日も!?」


 確かにこの部屋で目が覚めた時、窓の外が明い事から、日付は変わっている事には気づいていた。

 と言っても、ボクの中では戦いの翌日といった認識だったのだが、まさか3日も経っているとは…


 そんな風に思っていた時、ボクのお腹からグゥ~っという音が聞こえてきた。 


 その音を聞いたマリスティアは、フッと小さく笑う。


「ルーリア、何か胃に優しい食事を用意してやってくれ」


「畏まりました」


 そんな二人のやり取りに、ボクは遠慮しようと思い声を掛けようとするのだが、先にマリスティアに「遠慮するな」と言われ、お言葉に甘えさせてもらう事にする。


「とりあえずそこにでも座ろうか」


 窓際にある、シンプルな作りの二人用のテーブルにつき、食事の用意が出来るまでの間、話でもしようという事になった。

 ボクとしても丁度聞きたい事があったので、質問させてもらう事に。


 まず最初に聞いた内容は、魔力の枯渇によって気を失ってしまった後の事だった。

 

「君が倒れた後か、そうだな…」


 そういって始まったマリスティアの話によると、ボクが気を失ってから少し経った頃、冒険者ギルドからの応援が駆けつけて来たらしい。

 駆けつけた冒険者たちは、既に倒されていたキングボナコンの姿に安心したらしい。


 というのも、この街には高レベル、もしくは高ランク冒険者の数は少なく、駆けつけてくれた冒険者達の殆どはCランクだったようだ。

 マリスティアの話によると、キングボナコンとは本来Aランク冒険者を一人以上含んだ、4人以上のパーティで挑むような敵だったという事。

 

 そりゃ駆けつけた時にはすでに強敵が死んでいたとなれば、安心もするというものだ。


 そんな安心しきった様子の冒険者達に、マリスティアはキングボナコンの死体をギルドへ、倒れているボクはこの家まで運んでもらったという事だった。


 あれ?ギルドに運び込んだキングボナコンの素材って、どうなったのかな?


 そんな新たに増えた疑問をマリスティアに投げかけようとした時、部屋の扉をノックする音が聞こえた。

 

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