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第005話 チュートリアル的な話~未完~

キリの良いところで終わらせたら、相変わらずの短さになってた…


orz


 驚く事に疲れていたボクは、その後、女神様が話し始めた内容を聞く事に徹していた。

 その内容とはこの後ボクが転送される予定の街についてや、スキルや魔法、そしてボクのステータスについてである。


 まず、ボクが転送される予定の場所は、アヴィリアという国で2番目に大きな街クラドから少し離れてはいるのだが、街が見える場所ではあるらしい。

 なんか少し不安を覚える言い方だが、まぁ、街が見える場所にあるのなら迷子になる心配はなさそうなのでスルーしておく。


 そして次に、クラドという街についての情報なのだが、どうやらこの街の周辺に強いモンスターは少なく、他の町より幾分かは安全なのだそうだ。

 更に、クラドの街には格安な宿があったり、そこそこ腕の良い鍛冶屋が駆け出し冒険者用の武具を安く扱ってくれているので、ボクの異世界生活のスタート地としてオススメとの事。

 

 本来なら、ボクはこのルヴィアートという世界に召喚され、異世界生活の始まりがハードモードになってしまう予定だったのだが、どうやら女神様のおかげでイージーモードで始められそうだ。

 但し、その代償としてボクの下の身体は消滅、更には魂の一部が欠け落ちるという、生命の危機に瀕するアクシデントがあったのだが…

 だがまぁ、今こうして生きてる上に、新しく、そして(以前よりかは)強くなった身体を手に入れれたので、良しとしよう。


 こうしてボクの転移先の簡単な情報の話が終わると、次にの話が始まる。

 正直この話を聞いている時が、ここに来てから一番集中していたかもしれない。


 そんなボクが集中してまで聞いた話の内容なのだが、まず最初に聞かされたのは、今のボクのステータスについてである。 

 自身のステータスが知りたい時は、ステータスと念じる事で、視界にゲーム等でよく見る様な、ウィンドウタイプで表示される。


 話を聞いてすぐに試してみると、視界の中央にデデン!と大きくステータスウィンドウが表示され、驚くのだが、同時に、この異世界にやって来た!という実感に、感激していた。

 因みにその時に表示されたボクのステータスはコチラ。


_________


東 祐樹 19歳

(アズマ ユウキ)


種族:人狼


レベル1


力   13

体力  16

魔力  11

精神  18

素早さ 15



スキル


鑑定

全属性魔法 Lv1


ユニークスキル


心具

_________


 この表示内容を見て最初に気になったのが、ステータス値の部分なのだが、これの基準が分からないので女神様に聞いてみた。

 そして帰ってきた答えは、通常のレベル1よりかなり高めの数値という事だった。


 というのも、一般人のステータスの数値は、レベル1で4~7の間といったところらしい。

 つまり、ボクのこの数値はその倍以上もあるという事になる。

 

 今後のレベルアップによる成長がとても楽しみだ。

 

 こうしてテータス値がかなり高めだと分かった所で、次に気になっていたスキル欄の鑑定と全属性魔法の2つについて尋ねてみる。

 一応どちらも意味は分かるのだが、念の為だ。


 そしてその結果、鑑定は対象に向かい、鑑定と念じるだけでその詳細を知る事が出来るというものであり、予想通りのスキルだった事がわかる。

 次に全属性魔法についてだが、これも読んで字のごとく、全ての属性の魔法を使う事が出来るというものだった。

 

 因みに、全属性とは言ってもどんな種類があるのかが分からないので質問してみたところ、基本となる火、水、風、土の4種類と、上位属性である、光、闇、回復の3種類の、計7種類があるとの事。

 そして、それなりにレベルの高い魔法使いでも2つの属性までしか扱えず、極稀に3つ、もしくは4つの属性を扱う者が現れる時があるそうだ。


 なるほど、つまり初期ステータス値が通常の倍以上あり、更に全属性が使えるボクはチートな存在という訳だ。

 …こんなに良くしてもらって良いのだろうか?


「良いのです。これはユウキさんの人生を狂わせてしまった、私からのせめてものお詫びですから。さて、そろそろユウキさんをルヴィアートへ転送しなければならない時間が来てしまったようです。どうかその力を悪用する事無く、第2の人生を謳歌して下さいね。ではまた、何れ……」


 ボクの思考を読み、それに返事をする女神様。

 その話し方は、まるで時間に追われているかのような感じだ。


 …ところで何れって?

 また会う予定があるって事?


 疑問に思う中、ボクの足元は薄く輝き始め、同時に意識が遠のき始めた。

 それはまるで眠りに就くかのような感覚だった。 


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