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第049話 キングボナコンとの決着

少し投稿が遅れてしまってごめんなさい!


・最後の自己紹介の部分を変更しました。


・最後、変な改行が入ってたのを消しました。


・最後の部分、更に訂正を加えました(見た目15.6歳程度、と)



 誰かの叫ぶ声と同時に、ボクの首筋がゾクリとし、右側へと緊急回避(ダイブ)した次の瞬間、先程まで立っていた場所で爆発が起こった。

 緊急回避したおかげで直撃は免れる事は出来たのだが、爆発による衝撃でボクの身体は吹き飛ばされ、背中から木に叩きつけられてしまう。


「グハッ!!」


 襲い掛かる衝撃と痛みに意識が飛びそうになるが、何とか意識を保つ事が出来た。

 しかし、身体に力は入らず、叩きつけられたボクの身体はその後前のめりになり、そのまま地面へと倒れ込む事となる。

 

「なん、だ?今の…ッ!」


 倒れたすぐそばに落ちていた[心具()]を手に取り、全身を襲う痛みに耐えながら身体を起こす。

 そして先程までいたところへと顔を向けると、そこにはキングボナコンに向かい剣を構える女の姿があった。


「あれは、さっきの馬車に乗っていた…」


 今見えているのは横顔だが、あの長い金髪、そして着ている服と金属製の胸当ては、先程通り過ぎて行った馬車に乗っていた冒険者風の女と一致しているので間違いない。


 けど、どうして戻って来たんだ?


 そんな事を思いながらボクは女冒険者の元へと向かう。

 そして近くまで来た時、女冒険者は視線だけをボクの方へと向け、またすぐにキングボナコンへと戻してから話しかけて来た。


「無事、とは言えないみたいだが、生きていて良かった。私は冒険者ランクBのマリスティアだ」


 マリスティアと名乗る冒険者に、礼儀としてボクも名乗り返しておく。

 例えそれがこんな状況でも、だ。 


「えっと、Fランク冒険者のユウキです」


 そう言いながら、ボクも[心具()]を構える。


「Fランクだと!?」


 ボクの冒険者ランクに驚いた様子のマリスティアだが、その視線は依然とキングボナコンへと向けられている。


 流石はBランクの冒険者だ。

 驚いても相手から視線を離したりはしないようだ。


 そんな事を思っていると、マリスティアは何やら小さな声が呟き始めた。


「…しかし、アイツ相手にあのダメージを与えられるのなら‥‥」


 どうやら考え事が口に出ていただけの様だ。


 考えが纏まったのか、マリスティアはそのままの状態で話しかけて来た。


「そんな状態の所を悪いが、私が奴の気を引きながら向こう側に回り込むから、奴が背を見せた瞬間、もう一度あの魔法を撃ってほしい。頼めるか?」


 マリスティアにそう頼まれ、体内に残る魔力を確認してみる。

 これまでの経験からして、多分あと1発は撃てるだろう。


「それはかまいませんが、魔力的にも、撃てても後1発ですよ?」


「十分だ。では、任せたぞ!」


 そう言うなり、マリスティアは左の掌を前に突き出した。

 すると次の瞬間、手の先にバスケットボール程の氷塊が現れ、それがキングボナコンへと向けて放たれた。 


 氷塊はキングボナコンの顔面にあたるが、ダメージを与えられた様子はない。

 しかしそれでもマリスティアは更に氷塊を一定の間隔で放ち続ける。


 いくらダメージが無かろうと、何度も何度も氷塊をぶつけられて鬱陶しいと思ったのだろう。

 キングボナコンは怒りを含むように雄叫びを上げた。


「こっちだデカブツ!」


 それを聞いたマリスティアは、作戦がうまくいった事を確信し、そう言いながらキングボナコンの右側へと走りつつ、更に氷塊を放ち続ける。

 完全に狙いをマリスティアへと定めたキングボナコンは、走るマリスティアの姿を追いかけ始め、その体は徐々に方向を変え始めた。


 それに合わせるようにしてボクは左回りにそっと移動を始め、ついにキングボナコンの背後へと辿り着く。


「(多分この一発を撃てば、ボクはフラフラになるだろうな。もしそれで勝てなかったら、間違いなく待っているのは死…だったらいっその事、この一撃に全魔力を!)」


 これでダメならもう知らん!

 そんな意気込みを心の中で叫びながら、[心具()]を正面に構え、体中に残っている全ての魔力を[心具()]へと注ぎ、魔法を発動する。


 放たれた魔法により、大地から巨大な鋭い岩槍が突出する。

 突出した岩槍はキングボナコンの尻穴から突き刺さり、身体の内部深くまで到達する。


 この一撃に寄り、キングボナコンは苦悶の雄叫びを上げ、その後巨体は地面へ倒れた。

 そしてそれと同時に、ボクの身体が一瞬光る。


 それはレベルアップした時の現象であり、相手が確実に死んでいる事を意味している。


「勝った…の…か…」


 何とか気力を振り絞って立っていたボクだが、勝利出来たと知ると同時に気が緩み、そこで意識を失い、地面へと倒れ込んだ。




「…ん?ここ、は?」


 気が付くと、ボクは見知らぬ部屋の大きなベットに寝かされていた。


「お目覚めになりましたか?」


 身体を起こし、声のする方へと視線を向けると、そこにはあの時の馬車に乗っていた、15,6歳程の青髪でロングヘアな猫耳メイドさんがテーブルの傍に立っていた。


「貴方は確か馬車に乗っていた…」


「私の名はルーリア。マリスティア様のセレニスでございます」


というわけで、メインヒロインのルーリア(・・・・)が再登場です!


え?女冒険者のマリスティアじゃないのって?

違いますよ?

猫耳メイドさんがメインヒロインです!


なんせ私は獣人が好きですからね!(真面目顔

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