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第045話 選んだ選択肢は[殺してでも奪い取る]

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 ピンチから脱したところですぐに起き上がり体勢を立て直すと、丁度ゴルゴブリンも立ち上がった所だったらしく、お互いが同時に武器を構えた。


「(寄りにもよってこいつから目を離したのが失敗だったか…)」


 2匹までなら同時に相手する事は出来ていたが、それが3匹になるとこうも簡単に1匹の動きを見逃してしまう。

 明らかに1対多数の戦いに慣れてない証拠である。


 今回の事でそれを知る事が出来たボクは、多数と戦いの件を今後の課題にし、この後どう動くべきか考え始める。


 チラリと手負いのゴブリンの方を見てみるが、そちらは這いずりながら逃げようとしているようなので、放置しておく。

 アレに止めを刺すとするなら、こいつを倒した後にでも血の跡を追えばいいだけなのだから。


「(こっちに集中しても大丈夫そうだな)」


 ゴルゴブリンと睨み合いながらも、右手に握る弓の[心具]を一旦仕舞い、今度は剣に替えた。


 今のボクとゴルゴブリン(アイツ)のステータスの差がどれくらいなのかは分からないが、そう離れてはいないはずだ。

 というのも、先程の背後から受けた衝撃のダメージがそれほど無かったからだ。

 

 ステータスの差が開いていれば、きっとあれはそこそこなダメージを受けていたはずなのだ。

 だが実際には、確かに痛かったのだが普通に我慢出来る、というレベルだったのだ。


 そしてもう一つ。

 ちゃんとゴルゴブリンの動きを見ていると、その動きはそれほど早いとは思えない、

 むしろ遅いくらいだ。


「(1対1なら勝てるな)」


 そう思い、剣の柄をギュッと握った瞬間、ゴルゴブリンが手に持つ棍棒をこちらへと向けてきた。

 そして次の瞬間、その棍棒の先に野球ボール程の火の玉が現れ、それはボクへと向けて放たれた。


「ぇ!?ちょっ!!」


 ゴルゴブリンの使用した魔法に驚いたボクは、そんな声を出しなが慌てて火の玉を回避する。


 目標(ボク)に当たらなかった火の玉は、そのまま真っ直ぐに飛び、その先にあった木に当たるや否やボンッ!という音と共に小さな爆発を起こした。

 その爆発により、木の表面にはちょっとした焦げ目がついていた。


「(その棍棒で魔法使えるの!?)」


 まさか棍棒だと思っていたものが実は杖でもあるとは思わなかった。

 念の為にその棍棒を鑑定して見る。

____________


古木の棍棒


魔法効果アップ(微小)

____________


 やはりソレは杖の代わりとなる武器のだったようだ。


 見た目は只の棍棒だが、これがあればある程度まともな魔法が使えそうだと思ったボクは、その棍棒を手に入れる為には目の前のゴルゴブリンを倒すしかないと思い、右手に握る剣下段に構え、全力でゴルゴブリンへと斬りかかった。


 ゴルゴブリンは慌てて避けようとするが、それよりもボクの動きの方が早く、ゴルゴブリンの身体を逆袈裟で深く斬りつけた。

 切り裂かれたゴルゴブリンは悲鳴にも似た奇声をあげ、切り口からはあまり見たくはないモノが溢れ出している。


 どう見てもそれは致命傷であり、その後すぐにゴルゴブリンは動かなくなった。


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