表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/604

第027話 助けを求めて

誤字があれば報告をお願いします!


何度も書いたり消したりしてたので、ちょっと怪しいのです。

一応チェックはしたのですが…

________


オーク

   

レベル16


力   39

体力  46

魔力  1

精神  18

素早さ 16


________



 表示された鑑定結果に、ボクは驚いた。

 魔力、精神、素早さの3つはボクよりも下、もしくは同じだったのだが、力と体力が3倍もあったのだ。


 戦った事のあるフォレストドックとボクのステータスの差から予想するに、この3倍という数値の差はかなりやばいレベルだと思われる。

 この場はやはり全力で逃げるべきだろうか?

 そう思いながらも、とりあえずもう一匹の方も鑑定してみる。


________


オーク


レベル15


力   37

体力  43

魔力  1

精神  17

素早さ 15


________



 うん、こっもこっちで先の奴より1レベル低いだけで、全然勝てる気はしない。

 もうこれは逃げるしかない気がするのだが、ただ問題としては奴らの素早さがボクと同じ、もしく1多いという事だ。


「(けど、素早さ1の差なら何とかなるかもしれないな)」


 そんなプラス思考と同時に、ボクはその場から全力で逃げ始めた。


 逃げる最中、背後から聞こるオークの鳴き声は決して離れる事は無く、同じ距離間を保ちながら追いかけてきている。


 本来なら、素早さの数値が1違っていれば既に追いつかれてしまっている所なのだが、今走っているのは森の中であり、障害物を避けながらという事もあり、何とか距離が縮まる事は無かっただけであり、そんな事実をボクは知る由もない。


 それから暫く走り続け、体力の減って来たボクの逃げるスピードは徐々に落ち始めた。

 未だ追いかけてくるオーク達との距離は徐々に縮まり始めた。


「(どうしようどうしようどうしよう!!このままじゃ逃げきれない!追いつかれる!)」


 そんな風に思っていたその時、前方から聞き覚えのある声が聞こえて来た。


「この声は!」


 聞き覚えのあるこの声は、きっとあの二人だろう。

 そしてあの二人は、今朝冒険者ギルドでオークの討伐を受けると言っていた覚えがあった。


 だったらきっと助けてもらえる!そう思ったボクは、助けを求める為、必死に声の聞こえきた方へ走る。

 どうやら、声の主達が居るのは、少し先に見える開けた場所のようだ。

 チラリと背後を見てみると、追いかけて来ているオーク達との距離は4メートルも無さそうだった。


 走りすぎて心臓が痛くなってきたが、目指す場所はもうすぐそこ。

 最後の気力を振り絞り、何とか開けた場所へと飛び出したボクは、そこで予想していた双子の男達を見つけ、掠れた声で助けを求めた。


「た、助けてください!」


 助けを求める声に反応し、白い鎧を身に着け、ロングソードと5角形の鉄の盾を持ったミデールと、黒い鎧を身に着け、両手持ち用の剣を肩に乗せたヘーデルが振り向く。


 二人はボクの背後から現れた2匹のオークを見るなり、すぐさま武器を構え、こちらに向かって走り始めた。

 どうやら思った通り、双子の男達はボクを助けてもらえるようだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ