表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/604

第026話 何でここに?

 森の中を歩き始めてから、もう4時間は経っただろうか?

 現在、フォレストドックを4匹仕留めており、その死体は全て目の前に纏めてある。

 依頼完了まで残すところ後1匹だ。


 この狩りを始める前、ボクは一つ決めていた事がある。

 それは、安全を考慮し、単独行動している奴だけを狙う、という事だ。


 しかし、そんなボクの決め事を無駄にするかのように、なぜかこれまでに見つけたフォレストドックは、そのどれもが単独で行動していたのである。

 まぁ、おかげで比較的安全に仕留めていく事が出来たので良かったと言うものなのだが、もしかして、フォレストドックって元々群れないタイプなのだろうか?


 そんなことを思いつつ、目の前の4つの死体を眺めていた。

 

 因みにこの死体達は、最後の1匹を仕留めた後に纏めて燃やす予定なのだ。

 1匹ずつ燃やしていては時間が掛かりすぎて、討伐が終わる前に日が暮れてしまう。


 ただ、かといって、あまり死体のまま放置する訳にもいかないので、早く最後の1匹を探すとしよう。

 

「次はあっちを探して…!?」


 そう呟いた瞬間、ボクはこれまでに嗅いだことのない匂いに気づく。


 匂いは前方200m程先にある、生い茂った草木の向こう側から来ているようだ。

 一体この匂いの正体は何なのだろうか? 


 初めて嗅いだその匂いに、ボクの心は不安と好奇心が入り混じっている。


 とりあえず確認をしておこうと、ボクはその匂いの元へと静かに忍び寄っていく。 


 落ちている枝を踏まないように気を付けながら、そして足音を極力たてないように、ゆっくり、ゆっくりと進む。

 進むにつれ、不安な気持ちがどんどんと膨れ上がっていく。


 漸く目的の場所までやって来たというところで、ふと気づけば、自分の呼吸が少し荒くなっていた事に気づいた。


「(危ない危ない、すこし落ち着かないと)」


 茂みの向側を覗く前に一度大きく、そして静かに深呼吸をし、呼吸を落ち着かせる。

 そして呼吸が落ち着いたところで、息を止めながら匂いの正体を確かめるべく、茂みの向こう側を覗き込んだ。


 視線の先には二本足で歩く真っ青な肌の豚が2匹おり、向かい合ってフガフガと何か話し合っていた。

 その2匹の手には、まるで太い木を削って作られた様な棍棒が握られている。

 

「(あれはまさかオーク?っていうか、なんで青いの!?普通こういうファンタジー世界に出てくるのって緑だろ!)」


 その見た目に、つい心の中で叫ぶようにツッコんでしまうが、ふと冒険者ギルドで例の双子が話していた事を思い出した。

 

「(あれ?でも確かオークって北の平原に居るとかいってなかったっけ?なんでこんなところに居るんだ?もしかしてアレはオークじゃないとか?)」


 そんな疑問に頭を悩ませていたせいか、半歩程後ろに下がった瞬間、不注意で足元にあった小枝を踏んでしまい、パキッ!と小気味良い音が辺りに響いた。


「(やばっ!)」


 そのあまりにも不自然な物音に反応した2匹のオークは、こちらを警戒しながらゆっくりと近づき始める。


 果たして今のボクの強さでアレに勝てるのだろうか?そんな風に思うと同時に、ボクはオークに向け鑑定スキルを発動させた。


第5話の主人公のステータスの部分、少し追加をしました。

(主人公の種族書くの忘れてた!)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ