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第100話 ナツキのスキルと獣人族の特徴

祝!100話達成。(タイトル的に)


次は200話目指してがんばりますので、今後もよろしくお願いします!

では、記念すべき?100話目をどうぞ!

(記念SSとかではないですけどね!)



 倒したボアの死体を収納の腕輪に取り込み、ボクとルーリアは村の畑へと戻って来た。


 畑で働く人達は森の中での戦いの事に気付いていないらしく、騒ぎになっていたりもせず、真面目に作業を行っている。


 因みにこの畑で働く人々の殆どがナツキと契約している奴隷である。

 その証拠に、殆どの人の首には黒い首輪が付いている。

 割合的には、(奴隷)(一般人)といった感じだ。


 だがそんな身分であったとしても、ここに居る人人達の表情からは悲壮感なんてものは全く感じない。

 寧ろ、疲れた様子でありながらも、その表情はとても明るく、充実しているかのようだ。


 そんな光景を目にし、被害が出る前に先程のボアを退治出来て良かったなんて思いながらも、ボクとルーリアは村の中の散歩を再開する。

 先程のボアとの闘いが嘘かのように、のどかな時間が過ぎていく。


「ここは本当にいい村ですね。のどかだし、温泉は気持ちいい。しかもその温泉はいつでも入れるとか、いっそここで暮らしたいくらいだわ」


 ルーリアの本音なのだろうその呟きに、ボクは苦笑いを浮かべる。

 僕としてもルーリアの言葉に同意したいところだが、多分無理だろうな。


「(次にどちらかの女神様に会えた時にでも聞いてみるかな?…いや、折角あっちで家を買ったんだし、やっぱりあっちで生きるべきか?って、何考えてるんだボクは)」


 冗談程度に考えていたつもりが、いつの間にか本気に鳴り始めている自分に気付き、ボクはソレ以上考えるのを止め、ボクはルーリアとの散歩(今を)を楽しむことにした。


 それから暫く歩き、村の殆どを見て回った後に再び畑の近くまで来たところで、子犬サイズなドラゴンを頭に乗せて歩いているナツキの姿を見つけ、声をかけた。


「ん?ああ、ユウキ達か。さっきはボアの退治してくれてありがとな」


 突然お礼を言われた事よりも、何故それを知っているのかという事に驚く。


「なぜナツキ様はその事を?」


 ルーリアが口にしたその疑問の答えをボクはあの小説を読んでいたので何となくは知っている。

 なので説明してあげようと思ったのだが、ボクよりも早く本人(ナツキ)が答えた。


「俺には探知ってスキルがあってね。それで君達がボアの元へと向かった事を知ったんだ。で、君達とボアが接触した後、ボアの反応が消えたのを確認したってわけだ」


「なるほど。便利なスキルをお持ちなのですね」


 そう口にしたルーリアの表情は、少しうらやましそうに見えた。

 勿論ボク自身もうらやましいと思っている。


 そのスキルがあれば敵を探すのがどれだけ楽になる事か…


「探知のスキルが無くても、ユウキには嗅覚があるんじゃないのか?」


「え!?」


 突然のナツキの言葉に、一瞬、心を読まれたのか?と驚いたのだが、そんなボクにルーリアは「声に出てましたよ」と苦笑いを浮かべながら教えてくれる。

 ソレを聞き、恥ずかしい気持ちになりながらも、ボクの嗅覚ではナツキの探知程広範囲を探れない事を伝える。


 それを聞いたナツキは「ん~」と短く唸るような声を出す。


「まぁ、それでも人間の時よりも有利になったのは間違いないんだからよかったじゃん」


「それはまぁそうですけど…」


 ナツキの言う事はもっともなのだが、自分の嗅覚よりも高性能なスキルである探知の事を思うとやはり羨ましく思い、ボクは小さな声で不満げにそう答える。


 すると次の瞬間、そんなボクにルーリアから嬉しい情報が聞こえて来た。


「私達獣人族は、レベルが上がれば身体能力の向上と共に、嗅覚と聴覚も良くなりますよ?」


「マジか!?」


 嬉しさと驚きが合わさり、ボクはいつもの自分らしくない反応を見せるのだった。


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