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絶対見返してやる

――――

初投稿です。


台本書きでもなく

終わりと言うか次の話すら決めていない

次の終わりを決めるのは私次第


処女作なので色々と可笑しい所は御座いますが生ぬるい目で見守って頂ければ幸いです


ファンタジーのような

日常のような

コメディーのような

設定も何もかもゆるゆるな小説

わたしはとっても醜かった


肌は荒れていて

クマが酷くて

病的な真っ白な肌

ボサボサの汚い髪

太って汚い体

不潔感を感じる私は


生まれた時からずっと

醜かった


だけど両親からは愛されていた

こんなに醜いのに


両親は、わたしを愛してくれた

なぜだかは分からない



嬉しかった

こんなに醜いのに

ちゃんと愛をくれた


ちゃんと叱ってくれた

毎日遊んでくれた


でも、わたしが8歳の頃に死んでしまった…



多分それは、わたしが醜く災難をもたらす

最低な子供だったから



周りの人からは非難された

とても儚く優しい母に

美しく強い父に

生まれてきた子がこんなに醜く


わたしが生まれたから親は不幸だったと

お前がいたせいで私の両親は死んだと



8歳のわたしが1人で生きていけるはずもなく

法律がそれを許さなかったから


わたしは血の繋がりもな

ある夫婦に引き取られた



その夫婦がとても優しく哀れに思ったわたしを迎えた訳じゃない


こんな醜いわたしを引き取った哀れで優しい

自分たちを見て欲しいがために私を引き取った

支援金や私の両親の遺産だけを目的に

働かずその金を貪った


もちろん、わたしには服も与えられず

食事も2日に1回のみだった

元々汚かった髪や肌は

どうやったらそんな風になるのか

と言うほど汚れ痛み荒れていた


太った体は衰退して行き

元々太りやすいわたしでも

見る見るうちにガリガリになっていった


クマや顔色も元々酷かったものが今では見るに堪えないものになっていった


それもそのはず

食事もまともに与えられず

風呂にもほとんど入れられなかった

家事も全て私がやらされ

睡眠もほとんど取れず

学校にも行かせてもらえず

雨の中外に放り出される事もあった



羨ましかった

みんなが

ちやほやされる

可愛い子供が


辛かったこの醜い顔が


両親も死んだ生きていても

意味がない

それなら、





死んでしまおうか

そう思いながら家から放り出され

豪雨の中公園の端で雨に打たれながら

丸まっていた時



ある男が近寄りわたしにこう言った


俺の元に来ないか?と


その男はとても綺麗な顔をしていた

わたしはまた、わたしを馬鹿にしに来たのかと

無視をしていたら


男がその場から去った


やはり、わたしには希望がなかったんだ

その男は冷やかしだったのだ


と思い涙が溢れそうになった時


その男が戻り私に傘とタオル

それからとても暖かい紅茶をくれた





それがわたしの終わりで

私の始まりだった

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