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心臓売りの少女  作者: 幕張の泥岩


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1/1

開幕

突然だが、あなたは"心臓売りの少女"をご存じだろうか。

これは、数年前ネットを中心に都市伝説的な扱いではあったが話題を呼んだ。

"()()()()の少女"

そう呼ばれる存在は、何かを強く求める者の前にだけ現れるという。

彼女はハートの形をした宝石を差し出し、それを買った者の願いは例外なく叶えられる——そう語られている。

この話を噂だと笑い飛ばす者もいれば、興味本位で友人と探し始める者もいた。

もちろん、一筋の希望に縋るように、真剣にその少女を追い求めた者も。


これは、少女を探した者たちの記録だ。

ある者は軽い気持ちで噂を追い、ある者は切実な願いを抱え、ある者は冗談半分で夜の街を歩いた。

彼らはそれぞれ違う場所で、違う理由で、違う形で少女と出会うことになる。


私がこの話を語るのは、ただの好奇心からではない。

彼女の噂を追った人々の“その後”を、私は知っている。

彼らがどんな願いを抱き、どんな結末を迎えたのか——その断片を、いくつも見てきた。

それらは、ひとつの真実へとゆっくり繋がっていく。


あなたがこれを読む理由も、きっと同じだろう。

……あなたがもし、何かを求めているのなら。

彼女は必ず現れる。あなたが望む限り。

ここまで読んでくださり、感謝します。

この物語が、あなたの中で少しでも“何か”を残したのなら、

ブックマークや高評価をお願いします。


あなたの思いが、次の語りを紡ぐきっかけになりますから───

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