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目が覚めると、お姫様になっていた。  作者: 天ちゃん
第四章
18/25

次の日

―次の日―


「う~ん……」


いつの間にか寝てしまったようだ。

俺は部屋を見渡した。


「(……やっぱり辺りの風景は全く変わらず、城の中だ)」


何か良く分からない夢だったな。

いや、あれは夢……だったのか?


本物のイヴ姫らしき人の声が聞こえて、俺に「助かります」と言った。


何時いつになったら、俺は元に戻れるんだ?


俺…本当に助かるのか―――?


「おはようございます」

「―――うわぁッ!?」


部屋の隅に、あのメイドが立っていた。


「…どうしました?」

「キ…キミ、い…いつの間に居たの?」

「さっきからずっと居ましたよ」

「うっ……」


全然気付かなかった………。


「…イヴ様 私の事は“メイ”とお呼び下さい」

「分かりました。よろしくね、メイ」

「はいっ!!」

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