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目が覚めると、お姫様になっていた。  作者: 天ちゃん
第三章
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謎の声

前夜祭は何事もなく 無事に終わった。


「(…何か呆気なく終わったな~)」


プレゼントに爆発物が仕組まれている事も無かったし。

食べ物に毒も盛られて無かったし(どの食事もケーキも美味しかった)。


俺はイヴの部屋に戻り ベッドに横たわった。


「う…ちょっと食い過ぎたかな……」


“…………ますか?”


「……え?」


な、何だ……!?


“……声……聞こえますか?”


俺の頭の中に、まるで天使の様な…優しい声が聞こえて来た………。


「貴方は……誰?」

“私は……イヴ……”


まさか―――本物のお姫様!?


「何故俺は、貴女と入れ代わったの?」

“それは……言えません”


「貴女は、今何処に居るの?」

“それも……言えません”


「…じゃあ、現実の俺は何処に居るの?」

“それも……言えません”


……な、何も聞けねぇ―――!!!!


「分かったよ。俺は…これからどうすれば良い?」

“…大丈夫…貴方は助かります”


「なぁ…ルシアとはお友達じゃ無いのか?」

“……………”


「喧嘩したなら 俺が仲直りするよ?」

“余計な真似はしないで下さい…!!”

「……!!」


“貴方は何もしないで下さい。とだけ…伝えて置きます。”

「待って…!! もっと聞きたい事が―――!!」


しかし……自分を“イヴ”と名乗る 不思議な声は そのまま途絶えてしまった―――。

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