プロポーズは突然に
―ゲーム販売店―
「ありがとうございました~」
「(フフフ…ついに手に入れたぞ!!)」
人気ゲーム【ファイナル・クエスト】!!
※ゲームの名前。
ゲームの内容も面白いらしいのだが 登場するキャラクターの声優さん達が癒し系&イケメンボイスらしく、男女問わず人気が高いRPGらしい。
さてっ…早く帰って声優さん達のボイスに癒される旅に出ますか!!
―???―
「んっ……あれ―――?」
ここは……何処だ?
目が覚めると……辺りは少し薄暗く、まるで城の様な場所だった。
俺は、高級そうなカーテン付きベッドで寝かされていた。
「(俺はどうしてこんな所に……?)」
確か俺は、学校の帰り道にゲームを購入して…家に帰る途中だった筈―――。
……すると―――。
「……目覚めたか、イヴよ」
「……へっ?」
謎のイケメン男子が、すぐ傍で俺を心配そうに眺めている……。
「(ん…?この人何処かで見た事がある様な……誰だっけ?)」
「――もう諦めよ。お前は私と結婚するのだ」
「け、け、けっ…結婚ッ―――!?」
それは、突然のプロポーズだった。
俺が男と…しかも王子様と結婚だって―――!?!?
「……何をそんなに驚いている?」
「だっ…だって!! 俺は、男だぞ!?」
「フッ……ハハハッ!!頭を打っておかしくなったのか?そんな冗談は私には通じないよ」
「じ、冗談じゃなくて……」
一体 どうなっているんだ??
「その麗しき姿…そなたが男の筈無い。自分で確認してみると良い……」
「う、麗しき姿って……」
俺は、妹から「私のお兄ちゃんは 何でイケメンじゃ無いの!?」って言われている位 ブサ男なんだぞ……?
俺は、訳も分からず…部屋に置いてある鏡を見た―――。