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第三話 転送された先でいきなり敵を作りました。(泣)

皆様こちらの作品を選んでいただきありがとうございます。

今回はついに転送された世界のお話です。

響君は強いのでしょうかねぇ。

目の前の景色が切り替わる。

「いや…説明最後までしろよ。」

周りを確認するとどこかの村のすぐ近くの茂みに飛ばされたようだ。

「いきなり人の前に飛ばされるよりはずっと良いか。」

格好を確認すると寝る前の服では無く動きを制限しない身軽な姿をしていた。

正面に村人が見え似たような格好している。

「格好にも配慮されてる…まあそこは感謝するかな。」

茂みから出て門を潜る。

「さてと、まずは人から話を聞いて情報を仕入れておこう。」

「…てください。」

「ん?」

どこかで嫌がる声が聞こえた気がして耳を澄ませることにした。

「やめてくださいってば。本当に嫌なんです。」

「良いじゃないか。勇者のパーティに入れるなんて名誉なことだよ?しかも、こちらから声をかけているのだから誘いに乗るべきだ。」

今度はっきりと聞こえた。

「2時の方向、距離にして800メートルか。」

その方向に全速力で駆け出した。

「後悔させないからさ。」

「嫌っ、離して。」

声の聞こえた所では、オレンジがかった茶髪の女の子が金髪の男に腕を掴まれて強引な誘いを受けている所だった。

「やめてあげてください。」

男の腕を掴んで女の子の腕から引き剥がす。

「何だお前勇者に口答えするのか、男に興味はねえ消えな。」

その物言いに少しカチンときたが冷静に受け答えをする。

「勇者だからっと言って好き勝手するのは違うのではないのでしょうか?」

「うるせえ勇者は常に正しいんだよ。」

流石に我慢の限界だった。

「勇者ってのは勇気ある者が貰える称号だ、お前見たいな選ばれたただけで好き勝手してるような奴が語って良い名じゃねえ。」

「はあ?てめえそれだけ言うってことは覚悟は出来てんだろうな。」

勇者を名乗る男は武器を抜く。

「やめてください。私が言う事聞きますから。」

女の子が勇者を止めようとする。

「うるせえぇ〜!このまま舐められたまんまでいられるか。」

剣が響に振り下ろされる。

「風花流 風ノ型一式 旋風(つむじかぜ)

振り下ろされる剣を回る様に避け自分の踵を相手の後ろ足首にかけ払う。

勇者は訳も分からず尻もちをつかされる。

尻もちをつかされた勇者を見下ろすように響は語る。

「お前選ばれたからって訓練とかしてねえだろ、恩恵的なものは受けてても動きが初心者のそれと変わらねえ。」

勇者の顔が真っ赤になり口を開く

「殺す!お前だけは絶対後悔させ絶望を与えてから殺す!」

勇者は立ち上がり走り去っていく。

響はすぐに女の子に声をかける。

「大丈夫ですか?どこか怪我したりしてませんか?」

「大丈夫です、ありがとうございました。お兄ちゃん。」

「えっ。」

響は突然の反応に困惑するしかなかった。

皆様お読みいただきありがとうございました。

ついに、妹ちゃんが登場?それとも人違い?

そんなこんなでこれから先異世界での生活の始まりです。

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