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第二話 神と邂逅

皆様こちらをお選びいただきありがとうございます。文等でおかしな部分ございましたらご報告ください。

いつもの寝床に違和感を感じる。

柔らかいベッドで寝ていたはずなのに、今は固い床で寝ている感覚に眠りが少し浅くなる。

「起きろ雛木響…おい起きろ。」

誰かに声をかけられるが眠くて反応ができない。

「ZZZ…」

「起きろって言ってんだろうが!」

怒鳴り声とともに拳が振り下ろされる。

「痛っ。誰?何?」

叩かれた頭をさすりながら完全に戻った意識で周囲を確認する。

見えるのは一面真っ白な世界と目の前に立つ見た目同年代くらいの男。

「ようやく起きたか。俺は別世界の管理をしている神だ。」

「はい?何を言っているんですか?」

本当に急に何を言っているのだろうか。

「お前の世界の本で異世界転生ってあるだろ? それってこういう世界を体験した人が作ったんだよなあ。」

「へえ〜そういう世界があるんですか。…で僕はここに呼ばれたということはもう亡くなっているとか…。」

少し気分が重くなる。

「いやお前は生きてるよ?」

「え?」

「お前は異世界転生じゃなくて異世界転送だからね。」

自分が生きていることにホッとする。

「じゃあ元の世界に帰してくださいよ。」

しかし、神の答えは無慈悲だった。

「無☆理。」

腹が立つくらい良い顔で答える。

「何でだよ帰らせろよ。」

「ついに丁寧な喋り方辞めたな。まあ理由があるんだ。」

「じゃあその理由言ってみ?」

「まあいくつか理由があるんだが…。まず一度ここに連れてきたらもう戻せない。」

「分かった、もうこれ以上言わなくていい詰み確定したじゃねえか。」

心で舌打ちをする。

「何で俺が選ばれた。」

「他の人の契約だ。お前も異世界に連れてこいと。」

「いや迷惑すぎるだろ、誰だよそんなことお願いしたの。」

「それは言えん。」

もう溜息しか出ない。

「ただ…お前が弱いならその契約を破棄するつもりだったが、少し力を強化すれば何とかなりそうだから連れてきた。」

「ちっ。」

「本当に遠慮ねえな。まあ後はお前を強化して送れば完了だ。」

「強化?」

言葉を聞き返す。

「俺の世界にはステータスや経験値レベルアップなんてねえ、何事も鍛えなくちゃいけねえ。ただお前はある程度は問題無さそうだからお前の優秀だと思える能力を伸ばしてやるよ。」

「要らんいやマジ本当に帰りてえ。」

今更ながら泣き言を言う。

「逆にお前あんなことがあってまだ現実帰りてえの?」

「…」

完全に図星をつかれた。

「まあ良いやどうせもう拒否できねえし、強化も終わったから飛ばすな〜。」

「待て、飛ばすならせめてどこを強化したか説め…。」

結局、俺 雛木響は理解半分の状態で異世界に飛ばされることに…。

お読みいただきありがとうございました。

未だにタイトルの妹が出てきません。

早くタイトル詐欺解消したいですね。

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― 新着の感想 ―
[一言] これから展開ですね。タイトル詐欺とか言わずにもったいぶって登場させてください(笑)。自分も駄作をはじめて書いてみたのですが、紹介文詐欺解消までサブタイトル50部以上かかってしましました。こん…
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