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始まりの記憶

この小説を開いてくださった方々ありがとうございます。私の駄作が皆さんの暇潰しになったら幸いです。


「998 999 1000!」


最後に刀を振り下ろし素振りを終える。

近くに置いておいたタオルで汗を拭いていると

「猫魔お兄ちゃん!」


「おっと」


僕の名前を呼びながら抱きついてきた小さな影を受け止める。この子は「魂魄妖夢」かわいい6歳の妹的存在だ。・・・って


「おい、尻尾を触るな」


妖夢が僕の尻尾を触る。僕の種族は猫又だからふさふさの耳や尻尾が生えている。触るのをやめさせようとするが全然離してくれない。


「ほ、本当にやめてwくすぐったいw」


そんなことをしていると、屋敷から一人の老人が出てくる。この人は「魂魄妖忌」見た目だけは、ただの爺さんだが纏う覇気が、足運びが、ただの年寄りではないことを感じさせる。


「フォッフォッフォッ。楽しそうですな。」


そう声を掛けてきたが


「妖忌さんwみ見ていないでwた助けてくださいw」


僕の必死さが伝わったのか妖忌さんが


「こら妖夢、猫魔殿は朝食の準備をしないといけないから離してあげなさい」


「むー・・・分かった・・・」


ようやく妖夢が離してくれた。


「はあ、はあ・・・。では、朝食の準備をしてきますね。ほら、妖夢行くよ。」



「はい!」


そうして3人で屋敷へ戻った。




僕がここ、幻想郷に来たのは1000年も前。その時僕は長い階段の下にいた。手元には刀一本しかなく、自分に関する記憶を失っていることに気づいた。何も分からず混乱していると自分に猫のような耳と尻尾が2本生えていることに気づき、さらに訳がわからなくなった。あたふたしていると一人の老人がこちらに歩いてきた。そして、


「ワシは魂魄妖忌と言うものだが、お主何者かな?」


と聞かれた。


「え?えーと・・・」


僕は言い淀んだ。未だ何が起きたのか分かってないし、自分の名前を覚えていないのになんと名乗ればいいのか。僕が悩んでいると


「名乗れないとはまさか、我が主人の敵か?」


「へ?いやちg


「問答無用‼︎成敗してくれる‼︎」


と言うといきなり斬りかかってきた。

やばいと思った時には、身体が反応していた。相手に合わせるように抜刀、一瞬の鍔迫り合いの後さらに刀を振る。そしてお互いに距離を取る。次はどう来るかと警戒していると。


「なるほど貴殿の太刀筋から邪気は感じられない。悪さをしようと企んでいる妖怪かと思ったがどうやらワシの早とちりだったようじゃな」


「それなら・・・」


「じゃが、ここまで燃える勝負は、ひさしぶりでの。

もう少し付き合ってもらうぞ!」


そう言うとまた突っ込んできた。即座に刀を合わせたが一撃一撃がとても重い。そもそもこっちは勘で刀を振っている状態だ。いつミスをしてしまうか分からないので、少しでも早く決めたい。どうするか考えていると


「隙あり!」


「ッ⁉︎しまった⁉︎」


左腕を浅く斬られてしまった。バックステップで距離をとったがかなりの痛みが走る。だがそのおかげで冷静になることができた。相手の小さな動きでも見逃さないように目を向ける。相手も僕の雰囲気が変わったことを感じたのか表情がより引き締まる。本来なら数十秒しかたっていないはずなのに体感的に数十分たった気がする。そして示し合わせたように同時に動き出す。極限の集中の中、音すらも遅れて聞こえる気がする。何回刀を合わせただろうか。ついにその時が訪れる。これまでとは比べ物にならない一撃。それを受け止め損ねた僕は、体勢を崩す。続く一撃で倒されるかと思ったが、身体の奥底から力を感じた。いきなりの感覚に戸惑ったが、このままじゃ負けると思い、その力を解放した。僕の首に迫る刀、峰打ちなので殺す気はないのだろう。しかしその一撃は、僕の身体をすり抜けた。刀がすり抜けたことで、驚いたような表情が一瞬見えたが気にせず相手の首筋に峰打ちを叩き込んだ。


「グハッ」


そして相手は倒れた。それと同時に僕も糸が切れた人形のように座り込む。ゆっくりと時間をかけて呼吸を整える。今回の闘い、一歩間違えていたら倒れていたのは自分の方だった。それほどまでに相手は強かった。それに


「なんでさっきから身体が反応してくれるのだろう?それに最後のはいったい・・・」


それが疑問だった。記憶を失う前の僕はいったい何をしていたのか。最後の現象はなんだったのか。さらに思考を続けようとすると


「う、うーん」


「あっ起きた」


さっきまで闘っていた人が目を覚ました。


「大丈夫ですか?」


と聞くと


「このくらいなんともないわい。それにまさか能力まで持っているとは・・・。それより怪我をさせてしまいすまない。できればお詫びをさせて欲しい」


と言ってきた。断ろうかと思ったが、気になることを言っていたし、ここについて何か聞けると思い、ついていくことにした。





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