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ダンジョンについての短話

ダンジョンについての説明みたいなものです。読み飛ばしてもらってもそこまで支障はないかと思います。

本編で説明するとややこしくなるのでこのような形にさせていただきました。

これだけだと短いので18時にも投稿します。

 



 ここでダンジョンについて語ろう。ダンジョンとは突如として現れ、場所も時期も不確かであるとされている。世界の終わりだと嘆く者、神が与えし試練だと(うそぶ)く者など、様々な意見が飛び交っているが未だ多くの謎に包まれている。しかしダンジョンのおかげで国が豊かになっていった。ダンジョン産の武器や防具といった者から、宝石や貴金属など幅広い者が発見されどれも質が良いのもばかりなのが拍車を掛けた。また普段は魔物を倒すとその死骸が残るだけだが、ダンジョン内だと魔物は霧散し魔物ごとに違ったアイテムをドロップする。よって魔物の解体を必要とせず、誰が倒しても同じ品質になるのが利点でもある。またダンジョン内には宝箱が存在し、中には性能の良い武器や金銀財宝さらには宝石などが見つかる。魔物を自力で倒せない人にとっては一攫千金のチャンスと言える。


 ダンジョンはランクわけがされおり国ごとに管理されている。1~20階層はC、21~30階層はB、31~40階層はA、41~50階層はSとされており、これまで50階層を越えるダンジョンは発見されていない。10階層毎に転移ポイントが存在するため、わざわざ1階層から攻略する必要はなく、41階層以降は各階層に存在している。


 極めて稀にダンジョン内で魔物たちが活発になる時期――通称活動期と呼ばれる時期が存在する。普段よりも魔物が狂暴かつ多くなるためほとんどの者は時期がおさまるまで待ち、たとえ高ランク冒険者でも攻略を控えるほど危険である。


 これまでを踏まえて話を戻すと、紅の進撃が制覇しようしているスペーイドダンジョンはSランクである。つまりは最高で50階層まであるのだが、このダンジョンはすでに制覇されているため、50階層まであるのは周知の事実だ。最下層にいるボスを倒すと、制覇の証として特別な魔石がドロップする。普段魔道具などに使われる魔石は消耗品だが、この魔石は半永久的に使うことができる非常に貴重な代物である。そしてこの魔石は初制覇時にしかドロップせず、高ランクのダンジョンであるほど大きい。たとえ制覇されてもダンジョンが失くなるわけではないが恩恵はある。


 ダンジョンのおかげで豊かになった人々は、神が与えし人類への施しだと思うようになった。人々は神を何だと思っているのだろうか?飴を与えれば鞭も与えられるのが必然。ダンジョン内の魔物が多くなりすぎると地上に溢れる、所謂スタンピードが発生する。活動期に起こりやすく、自然災害の様な扱いで相当な被害が出ることになるが、何故か制覇されたダンジョンでは起きないのだ。


 そのため各国ではダンジョンを最大限に活かすため、(こぞ)って制覇に力を入れている。制覇すれば国からの莫大な富と冒険者としての名誉が約束される。特に高難易度かつ未制覇ダンジョンにもなればどれ程のものになるかは想像に難くない…。


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