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俺にとってこの異世界は理不尽すぎるのでは?~孤児からの成り上がり人生とは~  作者: 白雲八鈴


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99/122

99 以前注意したよな

「エン。すごいじゃないか。バンバン売れたな。」


 トロスの宿の一室でソルがその様に言ってきたが


「俺が凄いんじゃなくて、ルギアが凄いってことだろ?」


「ジェームズはそれも込ってことで、送り出しているだろ?その黒豹のリュックっぷっ・・も」


 なぜ、途中で吹き出す。リュックは関係ないよな普通のリュックでも問題ないよな。


「明日はどうするんだ?ゼルト。」


 ゴソゴソしているゼルトに聞いてみる。


「ん?エンはどうしたい?トロスで街を見て回るのもいいし、次の街に行ってもいい。」


 トロスの街を見て回る?確かに他の街をゆっくり見たことはないが・・・あ!


「なぁ、近くに川があったよな。魔魚が獲れないか?」


「獲れるぞ。」


 ソルが教えてくれた。明日は魔魚を獲って食べよう!



 そして、翌朝俺はトロスの近くに流れている川にやってきたが


「魔魚ってどうやって獲るんだ?」


「鷲掴みだ。」


 どこの熊だ!普通に獲るのもあの強固な鱗が邪魔だよな。あんまり、攻撃を加えると身がグシャグシャになっても意味がないよな。

 なんだっけ水面に衝撃を与えて気絶させるってあったよな。


 俺は川の側に立ち魔力を練り


「おい、エン。」


 ソルが何か言っているが俺はそれどころじゃない。魔魚が食べられるかどうかが、かかってるんだ。


「『水流爆撃』」


 水柱が川の中央に立った。それもどこまで高く水柱が立っている?上から土砂降りの雨のように水が降ってきた。魚も降ってきた。何か見たこと無い魔物も降ってきた。もちろん魔魚も降ってきた。


「エン!」


 もちろん辺りは水浸しだ。思っていた感じではなかったが、結果往来ってことで


「エン!お前何をしているんだ!」


 俺と同じくびしょ濡れになったソルがこっちにやってきた。


「魔魚を獲っていた。」


「俺は鷲掴みって言ったよな。それがなぜ、水と共に魔魚が降ってくるんだ?」


「俺に鷲掴みが無理だと考えた結果だ。濡れたくらいで怒るなよ。『乾燥』これでいいだろ?」


 濡れたソルを乾かしてやった。これで文句ないよな。


「そういうことじゃない。お前の魔術が規格外だと以前注意したよな。使うときはよく考えて使えと言ったよな。」


 確かに言われた。ダンジョンでヤマタノオロチを倒した後の事だ。


__ダンジョンで___


「なぜ、その中間がないんだ?アマツもそうだったが、極端すぎるんだ。」


「え?夢と遊び心と実用性。」


「エン。もしかしてお前か?ミレーテの近くの森の一部がここ数年冷気に包まれて森が枯れているのは」


 ルギアがそんな事と言ってきた。ミレーテの近くの森が冷気に包まれている?あれかブラックウルフを倒したときに使った『絶対零度』のことか


「ブラックウルフを倒した跡地だったら俺だ。」


「はぁ。やっぱりお前か何を使ったんだ?」


「アースドラゴンだっけ?それを倒した『絶対零度』だ。」


「あれか、あれはやばかったな。それは使用禁止だわかったな。」


 え?まじで?


「エン。お前アマツと一緒で魔術が規格外ということをよく覚えておけ。魔術を使うときはよく考えて使え、じゃないと周りの被害が酷い。」


 ソルそこまで言わなくてもいいんじゃないのか?


_____回想終り____


 ってなことがあった。別にいいじゃないか、思ってない感じになってしまったが、水柱が立ったぐらい。


「じゃ、ソルは魔魚はいらないよな。」


「食べないとは言っていない。」


 食うのかよ。

 ゼルトに手伝ってもらいながら、河原に打ち上げられた魔魚15匹を捌き終えた。一匹の半身を残し、それ以外をイベントリーにしまった。時間経過がないから、いつでも新鮮なサーモンが食べられる。

 クリーンで寄生虫はなんとかできるか?わからないが『クリーン』を魔魚のオレンジピンクの切り身に掛け、醤油をイベントリーから取り出し、醤油を付けて口の「エン!生で食べるな!」う、美味い。脂ののったサーモンだ。くぅー。この世界でサーモンが食べられるなんて!もう一切れを口に


「グフッ!」

 

 頭に衝撃が走った。その衝撃で口に入れようとしていた切り身が宙を舞い地面の上に!


「エン!魔魚を生で食うな!常識だろ!」


 どうやら、ソルに頭を叩かれたらしい。


「ソル!切り身が落ちてしまったじゃないか!」


「腹が痛くなって困るのはエンだぞ!それにこの魔魚を生で食べる腹痛が続くと言われている。」


 やはり寄生虫がいたようだ。アニサキス系か?胃の壁に食いつくってやつだよな。それは痛いよな。もう一切れをつまみ


「だから、食うなと言っているだろ!」


 ソルに手を叩かれてしまった。


「ソル。それは寄生虫の話だろ?内臓にいるやつだろ?内臓を生で食ったらだめだよな。それとも獲ってから時間が経ったやつか?それだと身の方にも寄生虫が移動するらしいからな。それにこれはクリーンも掛けている。こんなに美味いのに生で食べないなんて勿体無い。」



誤字脱字の訂正致しました。ご指摘ありがとうございます。多すぎましたm(_ _)m

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