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99話 『無敵のドッペルゲンガー』

「キーキッキッキー! ドッペルゲンガーの恐ろしさとくとご覧あれ!」


 ザクロはそう言って弓矢を取り出して魔力を上げ始めた。


「闇よ! その力で愚民どもに絶望の雨を降らせ給へ! ‶ブラッドレイン〟!」


 ザクロはそう詠唱したら無数の黒い矢を飛ばし始めた。

 そしてドッペルゲンガーも同時に偽物の黒い矢を飛ばし始めた。


(この黒い矢のうち本物は一つだけ……それも魔力を感じ取ればすぐにわかることだ! この中で本物は……後ろだ!)


 敦はそう考え、魔力を感じた方向からくる矢をかわした。

 しかしその後から全方向から魔力の感じる黒い矢が飛んできた。


「これは一体どういうことだ!?」


 敦はそれに驚愕して行動が少し遅れて黒い矢が何発かかすってしまった。


「キーキッキッキー! そんなバレバレの攻撃をするわけねえだろ! 俺は自由に分身と立ち位置を入れ替わることができるって言っただろ? だから矢を一発放つごとに立ち位置を入れ替えていたのさ!」


「そんなことまでできるのかよ!」


 敦はそう言って喋っていた方向に向かって蒼い巨大火球を飛ばした。

 しかしザクロはまた分身と立ち位置を入れ替えて火球はザクロをすり抜けた。


「クソ! こいつマジでめんどくさい!」


 敦は舌打ちをしながらザクロにひたすら攻撃をし続けた。


 しかし敦の攻撃は全てのザクロの方向に飛んでいったので、入れ替えられないと思ったのか、ザクロは羽をばたつかせてかわした。


(あいつもしかして……)


 敦は何かひらめいて、魔力を一気に上げた。


「なんでこんなこと気が付かなかったのかな!」


 敦はそう(つぶや)くと、全てのザクロを炎で包み込んだ。


「‶大火炎牢獄〟、てめえら全員同時に攻撃すれば絶対に当たるじゃねえか!」


「し、しまったー!!!!!!!!!」


 どうやらザクロはその魔法を過信しすぎて弱点があったことを知らなかったらしい。

 さらに敦はザクロは達を全員包囲しているからザクロは敦が作った炎の檻から脱出することが出来なくなってしまった。


「終わりだな! ‶魔人〟さん! ‶蒼炎天鳳凰拳〟!!!!」


 敦はザクロ達を閉じ込めている檻に向かって蒼い巨大な火の鳥を飛ばした。


 ボガーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!


 火の鳥はともかく、火の鳥に影響されて炎の檻も大爆炎を起こしてザクロとその分身を完全に火だるまにしてしまった。

 大爆炎が収まると、炎の中から姿を現したのはザクロただ1人だった。

 どうやら分身たちはザクロ本体がダメージを受けると消滅してしまうようだ。

 ザクロの体は7割ほど焦げていて魔力もほとんど残っていなかった。


「クソ! この俺がこんなやつなんかに!」


「やっぱお前ただの下っぱだろ? こんな重警備のこの宮殿に単体で乗り込むなんてよ、俺はお前はただの捨て駒でしかないとみた!」


「な、舐めんじゃねぇ! てめぇ、こいつを食らっても同じことが言えるかぁ? あぁん?」


 敦の言葉にザクロは激怒して、敦に最大威力の‶魔獣砲〟を発射した。

 敦は手のひらを‶鋼筋武装〟して青白い閃光を手でかき消した。


(よし、今のうちにあそこにいる雑魚どもから血を吸って魔力と傷を回復してやる!)

 ザクロはその隙を狙ってレーフェル王国の‶ペガサスナイツ〟から吸血しようとしたのだが、


「させねえよ!」


と敦が‶ペガサスナイツ〟の方まで回り込んでザクロを思いっきり蹴飛ばした。


「これ以上再生させねえように消し炭にしておいてやるか! ‶蒼炎天滅却砲〟!!!!!!」


「ち、チキショーーーーーーーー!!!!!!!!!!」


 ボガーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!


 敦は蒼い巨大火球を飛ばしてザクロを灰も残さず消滅させた。

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