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86話 『レオメタルの真の姿』

 ――現在


 レオメタルは雄叫びとともに強力な魔力を放った。

 リーナたちはその魔力で吹き飛ばされるのを必死で(こら)ていた。


「さあ! さっさと‶龍斬り〟を渡せ! 今ならおぬしたちだけは見逃してやるのである」


「いやだ、と言ったら?」


「簡単な話である! ‶龍斬りもおぬしらも皆殺しである!」


 レオメタルはリーナの質問に冷静に答えると、地面から大剣を取り出した。


「‶龍斬り〟を渡さないという答えで良いのであるな? であるなら俺も強行手段に出るしかないな!」


 レオメタルがそう言うと、地面から無数の大剣を生成させた。


「これは俺の最強の技、‶無限・獅子刀牙羅刺(ししとうがらし)〟!!!!!」


 レオメタルはさらに魔力を上げて背中から生成させた大剣と同じ数の腕を生やした。

 そしてレオメタルの腕は右に16本左に16本、合計32本の腕になった。

 さらにレオメタルの下半身も変形してライオンの前足と後ろ足に変わった。


「メッタッタッター! てめえらよく覚えておくんだな!! 俺はこの姿になってやっと危険度30になったんだ。今までの実力が危険度30だと思うんじゃねーぞ!」


 レオメタルはその姿になってから口調がかなり攻撃的になった。

 リーナ達はレオメタルの話を聞いて絶望感を抱いた。

 なぜならあれだけ颯太も圧倒していた実力が危険度30に満たしていなかったということを知ってしまったからである。


「さてさて、てめえらと遊ぶのもそろそろ飽きてきた頃だしてめえらごとこの国をぶった斬ってやるか! オラ!!!!」


「!? これはやばい! ‶反撃(グラソン・ミュール)(・デル・)氷壁(コントラタック)〟!!!!」


 レオメタルは32本の大剣を同時に振って巨大なX字型の斬撃を飛ばした。

 それにすぐに反応したソマリは咄嗟に巨大な氷壁を生成させて斬撃を受け止めようとしたのだが、その氷の壁はいとも簡単にみじん切りにされた。


「会長の氷壁をあんなに簡単に破壊するなんて!」


 リーナが破壊された氷壁を見てかなり動揺していたが、ソマリはそれがわかっていたかのように、


「あなたはこれから何も無い場所で凍死するわ! ‶(プードル・)(トゥルビヨン・)(ドゥ・ネージュ)〟!!!!」


と不敵な笑みを浮かべていた。


「はあ? 何を言ってやがる? ……って何だ! これは?」


 レオメタルは理解出来ずソマリの言葉を疑っていたのだが、ソマリの言ったことはすぐに本当に起こり始めた。

 なんとレオメタルの体がいきなり凍り始めたのだ。

 レオメタルの体は鋼と鋼の繋ぎ目あたりから凍り始めてそして最初に32本の腕が凍りついた。


「俺の腕が凍った!? てめえ! いったい何をしやがった!!!!」


「この魔法は粒子サイズの氷点下273.15度の氷の結晶を生成させて、それがあなたの体の隙間に侵入して体内から凍らせるの! 低温脆性(ていおんぜいせい)っていう言葉を知っているかしら? たとえあなたの体がどんなに硬くてもあなたの鋼でできた体は低温になると、へき開面で分離破断しやすくなるわ! だからあなたの鋼でできた体はガラスのように簡単に砕け散ってしまう! これでチェックメイトよ!」


 ソマリが説明しているうちにもレオメタルの体はどんどん凍りついていた。

 そしてソマリの後ろにはリーナと静香が自分の武器に魔力を集めていた。


「さあ2人とも! やつにトドメを刺してください!」


「「ハァァァァァァァァ!!!!!!!!!」」


 リーナからは雷、静香からは重力波が出ていた。

 そしてレオメタル全身が完全に凍りついたとき、


「‶ビッグサンダーボルト〟!!!!!」


「‶超喰羅靡斬(ギガグラビざん)〟!!!!!」


と2人の最強魔法が合体して凄まじい雷を帯びた斬撃が出来上がった。


 ズッドーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!


 2人の合体技は凍りついたレオメタルを粉砕した。

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