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砂糖菓子の声  作者: 砂糖
4/5

いなくなってみたいよ




わたしがいなくなったら

泣いてくれるの?それなら

いなくなってみようかしら



嬉しいな、わたしのために

泣いてくれるのなら

その涙は火葬前の骸に

ポタリと落ちて、しあわせな

暖かさと程よい塩味で

きっとわたし天国に行ける



泣いてくれたあなたを

雲の上から見守るんだ

悲しみも苦しみもない世界で

あなたのしあわせを願って

優しいあなたがここまで

昇る日を楽しみに待つよ



わたしが居なくなっても

あなたは普通に生きていって

しあわせに暮らしていけるから

それでも泣いてくれるなら

その数滴の涙のために、わたし

いなくなってみたいよ



あなたの涙をちょうだい

わたし、天国に行けるから

いなくなってみたいよ

いなくなってみたいよ




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