表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
砂糖菓子の声  作者: 砂糖
3/5

AM 3:00



ヘッドフォンから溢れだす

きらきらの音で耳を塞いで


瞬きはできるだけすくなく

ちかちかの色を見つめてる




時計の針は

おやつの時間


カーテンの向こう

真っ暗 しずか。


ポットのお湯で紅茶を注ぐと、

萎びたにおいが ふくらんだ。




お月さまとお日さまを

勘違いしてるの。


夢の代わりに ぴかぴかのうたを、


ガーゼで隠した 左手の赤は

眠ったあとに リボンになった。




だれかおしえて

わたしの傷つけかた。

どんなに 嫌っても 嫌っても

どうしても 愛しているの


だれかおしえて

わたしの殺しかた。

どんなに 嫌っても 嫌っても

わたしは わたしでしかないの




お月さまとお日さまを

勘違いしてるの。


恋も おしゃれも さらさらと溶けて、


テープで治した 心臓の青は

時をかさねて ブローチになるよ。



お月さまとお日さまを

勘違いしてるの。


夢の代わりに ぴかぴかのうたを、


ガーゼで隠した 左手の赤は

眠ったあとに リボンになった。




2007 制作

2015/12 改変

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ