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社会不適合者は鳥の声を聞く
今日もまた朝になる。
今日もまた明日がくる。
家族が帰宅する、
その扉の開閉音で目を覚まし
早々に活動する、
その鳥の鳴き声で目を閉じる
爽やかな子守唄を聞きながら
「これじゃあだめだ」と
昔のわたしは枕を濡らしたけれど
爽やかな子守唄を聞きながら
「これでもいいんだ」と
今のわたしは眠りに就く。
お日様が西から昇ることはないけれど
お日様に見守られて眠ることは可能で
誰の目にも分かる社会不適合者でも
それなりの最適な社会適合方法で
鳥の声を聞きながら生きていけばいい。
これでもいい。これでいいんだよ。