もう一人の私の秘密
気付くと、あの場所にいた。
何もない、私の姿をした何かと出会った場所に。
『ごめーん ちょっとやり過ぎたちゃった!』
何をとも思ったけど、それよりも気になることが、
「私、また死んだの?」
『ううん。気を失っただけさ!』
「ならいいよ。ありがと。」
『ごめんね。本当は寝てるときにしようと思ってた。』
変なことを言う人だ。と思っても見た目も声も前世の私。
自分と会話してる感覚。もう慣れちゃったけど。
『でも、君に力を与えて良かったよ。』
「でも、何で私だったの?」
『たまたまさ。目が覚めたら君が死んだんだ。』
「...ふーん。」
酷い扱いだ。私だって社会に貢献してたんだから!
『それでね、ここに来て貰ったのは君に、詩織に、お願いがあって呼び出したんだ。』
初めて名前で呼ばれた。それも自分に。これは変な感じ。
「それで?お願いって何?」
『今、詩織がいる世界には、六人の神様がいるんだけど。』
「属性の神様?」
『そう。そいつらについてのことなんだけど。』
「調べてくればいいの?」
『うーん、調べると言うよりかは、説教してきて欲しいんだ。』
「へ?」
思わず変な声が出てしまった
『実はね…』
どうやら六人の神様は私の姿をした何かの子供らしい。
そして、私の姿をした何かの正体は、全宇宙の創造神らしい。
「また凄い人に目をつけられたもんだなぁ。」
『そうなんだよ!ボク、偉いんだよ!尊敬してもいいよ?』
「いや、しない。」
だってそれが本当か信じれないし。
『まぁいずれ分かるよ。ボクのスゴさが!』
「はいはい。」
創造神は光と闇を司る神様で、その2つがどのような効果をもっているか聞いたところ、
『光は発生、即ち創造さ!そして闇は消滅。これは破壊だよ。そしてボクは創造神でもあり、全宇宙の破壊神でもあるんだ。まぁ破壊といっても一瞬でものを消すから、木っ端微塵とかではないから、パラパラーってなることもないし。ただ無くなるだけだよ?』
さらっと恐ろしい事を。
『詩織には僕の力を与えてある。だから君も創造神で破壊神だよ?』
「なるほど。だから魔物が凍ったのか。」
『パンツの解凍も魔法の力だよ?』
パンツのことすっかり忘れてた。
ノーパン少女ってやばくない?
「そうだ。魔法について教えてよ!」
『そうだね。剣技やスナイパー能力は身に付いてるからね!』
「あっ、そうなの?」
『だってボクの全てをあげたんだよ?』
そのあと、魔法について補足をしてもらった。
レベル10000で神の領域ねぇ。
私、レベル1で誰も勝てない力を手にしたのに。
それから、全魔法の使い方を教えてもらった。
ちなみに装置が壊れたのは、説教の理由を伝える時に話すよと言っていたのでスルーしてたけど、目覚めの時が来てしまった。
なので最後に聞こうと思ったら、
『ボクの名前はノエル!時間がないからボクの記憶もあげる!大丈夫!パンクはしない!』
私の意識が朦朧としていく…
「ノエル、ねぇ。また会おうね!」
彼女は私が完全にいなくなるまで笑顔で、手をくれていた。
案外いいやつじゃん。
仕事は得意だよ!だから任せなさい!
ノエル、待っててね!